【ジャニーズ研究会レポート】

ジャニーズJr.人気No.1・SixTONES、目標は「デビュー組を越える」! 6人が見せた“攻めの姿勢”

2018/03/31 14:00
SixTONES
ストには一生ギラギラしててほしいよ!

 2012年4月期に放送された深夜ドラマ『私立バカレア高校』(日本テレビ系)への出演を機にファンから「バカレア組」と呼ばれ、15年からジャニーズJr.内ユニット「SixTONES」として活動中の高地優吾、京本大我、田中樹、松村北斗、ジェシー、森本慎太郎。グループ解体の危機を乗り越え再集結した彼らだが、一時はジャニーズ事務所からの“退所”を考えたことを、雑誌のインタビューで赤裸々告白した。

 京本&ジェシーの高い歌唱力や、デビュー当時のKAT-TUNを彷彿とさせる“ワイルド系”パフォーマンスが人気のSixTONES。最近では動画サイト「YouTube」で開設された「ジャニーズJr.チャンネル」のメンバーに名を連ね、Snow Man、Travis Japan、HiHi Jets、東京B少年と切磋琢磨している。参加グループの中でもSixTONESの動画は順調に視聴回数を伸ばしており、3月21日の本格オープン前に投稿された「自己紹介動画」を見てみると、参加メンバーの中で断トツトップの数字を記録(3月30日時点)。HiHi Jetsが19万台、東京B少年が22万台のところ、SixTONESは唯一、30万台に突入している上に、20日公開の「SixTONES、半年ぶりの食事会&企画会議」は、「ジャニーズJr.チャンネル」で公開されている動画の中でもっとも再生回数が多く、50万回再生も目前といったところだ。

 人気・実力を兼ね備えているSixTONESだが、過去には空中分解した時期も。ドラマがきっかけで「バカレア組」というくくりになった後、舞台『Johnny’s Dome Theatre ~SUMMARY2012~』(12年9月)で初のメイン公演を経験。しかし、その1~2年後にはメンバー個々の仕事が増えていき、それに比例して「バカレア組」としての活動は縮小。14年5月開催のコンサート『ガムシャラ J’s Party!! Vol.4』で彼らが再集結した際は、ファンが歓喜に包まれた。

 そして、15年5月頃に正式ユニットとなり、グループ名は「SixTONES」に決定。今年の5月で結成丸3年目を迎える彼らが、「STAGE navi」vol.20(産経新聞出版)のインタビューに登場し、これまでの過程を振り返っている。まずは、「かつてバカレア組で活動されていた頃と比べて、変化はありますか?」との質問に、「あの頃はみんな頑固で自分たちの意見を通すことも多かったな。自分たちがやりたいことを主張して、意見をあまり受け入れようとしなかった」(高地)、「やりたいことだけをやるのが、自分たちらしさだと思ってたよね」(田中)、「特に『サマリー』(12年)やってたあの頃は、反抗期に近いようなもので」(松村)などと思い思いに回顧した。

 12年12月に行われた『フレッシュジャニーズJr. IN 横浜アリーナ』終了後、6人はバラバラになっていったが、「その時期は辞めようと思ってた」(森本)、「俺も辞めようと思って、ジャニーさん(編注:ジャニー喜多川社長)に言いに行こうと思ってた時期がある」(京本)、「俺はいい意味で何も考えなかったな。なるようにしかならない…って考えがあったから、それなりに受け止めてた。仕事も明らかに減ってたから、どうしていいのかわからなかったけど、与えられた仕事だけはやろうと思ってた」(高地)と、ファンにとっては衝撃的な胸の内を明かしている。

 森本によれば、そんな停滞期にジェシーが「また6人でやろう!」と声をかけたといい、メンバーは「タイミングが良かったんだと思う。みんなが思い詰めていた時に再会のタイミングが訪れたのは」(松村)、「それぞれが自分自身を見つめ直すために必要な時間だったのかもしれない」(田中)と、感謝している様子。再出発後は各々の意識も変わったそうで、現在は個性を残しつつ、大人に成長できたと自覚しているという。感慨深げに当時の記憶をたどる中、松村は「バカレアのメンバーもテレビ局の人が全部決めたわけじゃなくて、ジャニーさんが『この子じゃなくてこの子って選んでくれたみたいだしね」と裏話を披露し、田中も「なかなかバランスのいい6人が揃った」と、自負した。

 さらに、「ジャニーズJr.チャンネル」の開設といった現状を含め、「今後どういうグループにしていきたいなど考えるところはありますか?」と問われると、「俺たちで新しい時代の流れを作りたい!」「俺はねJr.って肩書きのまま、デビュー組を越せたら面白いと思うの。今までとは違うジャニーズの形」(森本)、「でもさ、もし、ホントにCDデビューを目指すならメインの楽曲をキラキラ系に変えた方がいい気がする!」「『この星のHIKARI』みたいなのがウケるから!」(京本)と、具体的なプランにまで言及している。

 ほかにも個別インタビューで、ジェシーは「スキルが高いJr.が多くなっているから、いっそ先輩方をも脅かすような存在になりたいな、バックに使ったら食われちゃう的な。これからは俺らも負けてはいられないからね。Jr.というカテゴリーの中で、ブランド力を強化していきたいと思ってる」と熱く語り、京本も「デビュー組以外にも力と個性があるグループがあるんだということを知ってもらうチャンスが、増えればいいと思うよ。売れる準備はできてます!」と、力強く宣言。各自の“攻めの姿勢”が感じられるコメントだっただけに、ファンも心を動かされたのだろう。

 ネット上には「バカレアがジャニーさん選抜だったことにジーンとしてる……」「ステナビ、涙なしでは読めなかった。SixTONESの考えや想いに感動。このグループについていこうって思えた」「これまでもバカレア時代、再集結のこと話していたけど、こんなに詳しく話してくれたのは初めて。今のSixTONESをとても大切にしてるんだなと、胸いっぱい」「ステナビ読んだけど、SixTONESには頼もしさしか感じない! 好きになってよかった」と、興奮が伝わる感想があふれていた。

 紆余曲折を経て現在のスタイルに落ち着き、着実にファンを増やしているSixTONESの6人。今年5月にKing&PrinceがCDデビューするが、SixTONESもこの勢いに乗ってデビュー組の仲間入りをはたせるだろうか。

最終更新:2018/03/31 14:00

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