『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』著者・いしいさやさんインタビュー

「宗教自体が悪いとは言い切れない」母親に信仰を強制された“二世信者”の苦悩

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『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』(講談社)

 子どもは親を選べない。親の教育方針や趣味趣向などが子どもに与える影響は少なくないが、否応なしにその環境に身を置く子にとっては相当な苦痛になることもあるだろう。それは、信仰についても同じことがいえそうだ。

 昨年末、コミックエッセイ『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』(講談社)を上梓したマンガ家のいしいさやさんは、母親がエホバの証人の信者で、自身も高校生の頃までは二世信者として活動に参加していた。

 母に連れられ、よその家に勧誘にいったり、宗教上の理由でクラスの行事に参加することができなかったりと、幼少期や学生時代は宗教活動中心の生活を送っていたいしいさん。今は親元から離れて宗教とは関係のない生活を送っているが、かつての記憶をマンガにした理由とは? また、「よかれと思って」娘に信仰を課した母親について、いしいさんは現在どう思っているのだろうか? お話を伺った。

■Twitterで公開されたマンガが3万5,000リツイート

 同作はもともと、Twitter上で話題になった作品だ。いしいさんも、「出版するつもりでマンガを描いたわけではない」と話す。

「信者だった時の記憶をマンガにしたのは、精神的に落ち込んでいた時に読んだ認知行動療法の本に『不快な感情になった時のこと、その時どんな感情になったか書いてみましょう』とあったから。それがいつからか、人に見てほしいという気持ちが湧いてきて、Twitterに投稿してみたんです。まさか、こんなに反響をいただけるとは予想していなかったのですが……」

 公開されたいしいさんのマンガは、瞬く間に反響を呼び、なんと3万5,000のリツイートが返ってきた。それが編集者の目に留まり、本を出すきっかけとなったのだ。

 いしいさんの元に届いたコメントの中には、同じような境遇だった人からの共感もあれば、それまで宗教活動とは関わりがなかった人たちからの驚きの声もあったという。確かに、エホバの証人といえば各国に信者をもち、日本にも全国各地に支部を置く比較的規模の大きな新宗教であるが、信者でない者にとって、その日常はベールに包まれている。

「エホバはもともとキリスト教系の宗教ですが、聖書の言葉を文字通り真実だと解釈し、その教えをできるだけ忠実に実行することが求められます。私は、やがて訪れる終末の時にも、信者だけは地上の楽園で永遠に暮らすことができると教えられてきました」

これも“毒親”の一種?

しぃちゃん



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