賛否両論の嵐に

泰明小学校「アルマーニ標準服」問題、校長による“学校ルール”は撤廃できる? できない?

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中央区立泰明小学校公式サイトより

 東京・銀座の中央区立泰明小学校の校長・和田利次氏が、高級ブランドであるアルマーニがデザインした最大約8万円する標準服を今春から導入すると決定し、物議を醸している。一部保護者から「負担が重い」などと区教育委員会に苦情が寄せられ、この件がニュースサイトで報じられると、国会でも希望の党・寺田学議員が話題に取り上げる事態に。

 ネットでは、「公立で、この値段はいくらなんでも高額すぎる」「大人の自己満足にしか思えない」「子どもが置いてきぼり」といった批判がある一方、同校が「入学条件(児童とその保護者が就学を希望する特認校の教育方針に賛同すること等)を受け入れた銀座在住者と、学区外の在中央区の希望者が抽選で就学できる特認校」である点を指摘し、「銀座住まいのセレブなら買えるでしょ」「教育方針に賛同している人が通ってるんだから問題ない」などの意見も出ている。

 和田校長は、新標準服採用の狙いについて、保護者向けの文書で「銀座の街のブランドと泰明ブランドが合わさったときに、もしかしたら、潜在意識として、学校と子供らと、街が一体化するのではないかと、また銀座にある学校らしさも生まれるのではないか」と説明していたとのこと。また、騒動を受けて、2月9日に行われた会見では、標準服は制服とは違い、学校が着用を“推奨する”もので、「購入者側の判断で購入してほしい」と語り、新標準服の採用を撤回する考えはないことを表明した。

 そんな賛否両論の泰明小学校“アルマーニ標準服”問題。標準服といえど、これまではほとんどの生徒がこれを着用してきたという背景により、実質的に“制服”との指摘もある。新標準服が導入された今春からは、児童間で「アルマーニを買ってもらえた子と買ってもらえない子」という分断が起こる可能性も否定できない。和田校長は、採用の撤回はしない意向だが、こうした学校側からの“決まりごと”を、保護者側が拒否することは法的に可能か。弁護士法人ALG&Associatesの山岸純弁護士に話を聞いた。

「そもそも、アルマーニ標準服は、“校則”や“学校規則”など、拘束力があるルールに基づくものではないので、“撤廃”はできません。これは、単に、『遠足のお菓子の代金は500円までとします。バナナはお菓子に含みません』『夏休み前に、ハーモニカを持ち帰ること』といったような拘束力のない指導のレベルです。裁判所に、『泰明小学校でアルマーニを着る義務はないことを確認する判決を求める』という訴えを起こしても、裁判所は『そもそも、義務ではないので、判断しません』と回答するでしょう。例えば、今春以降、アルマーニの標準服を着た児童が嫌がらせを受けたといったことがあっても、着たい児童(正確には着せたい親御)と嫌がらせをする人間との関係なので、これを理由に撤廃を法的に要求することもできません」

銀座在住の金持ちでも8万円なんて払いたくないよ

しぃちゃん

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