素股は意外と簡単だった! 風俗バイト初日の30000円は多いか少ないか

2017/12/04 20:00

初めての風俗バイト面接を受け、すぐさまお店のHPに掲載する写真を撮り、偽りの名前と年齢を設定し、即「お客さん」の予約が入りました。

というわけで、大急ぎで店長による“講習”が始まったわけですが……前の彼氏と別れてセフレもいない数カ月を過ごしていたわたしにとって、久々のラブホテル&久々の男の肉体で、正直、高鳴りましたね胸が。

薄暗い照明の部屋に入ると、まずアラームをセットすることを教わりました。

いちばん短い45分のお客さんだったら30分。60分のお客さんなら45分。90分なら75分。最後の15分はシャワーを浴びて身支度を整えるための余白の時間なので、アラーム音が鳴ったらプレイ終了の合図なわけです。

実際の接客では、部屋に入る直前、ドアの外に立ったところでタイマースイッチを入れます。

部屋のドアをノックして室内に入ったらまず、先に中にいるお客さんの名前を確認し、「どこそこから来たありすです~、よろしくお願いします~」と挨拶をして、お仕事バッグ(うがい薬、お客さんの股間を殺菌洗浄するグリンス、ローション、自分用の飲料水、タイマー、スマホなどがIN)をそのへんに置き、軽く世間話をします(あ、このうがい薬やグリンスやローションの費用が「雑費」として給与から1000円引かれます。何だか高い気がするけどそんなこと言えなかった)。

そしてお客さんの服を脱がせ、自分も服を脱いで一緒にシャワーを浴び、お客さんの体をマッサージするように洗ってあげます(特に股間は念入りに)。うがい薬を水に溶かして、目の前でうがいをしてもらい、タオルで体を拭いてあげてベッドへ。

えー、こんなに至れり尽くせりなんですね……。
お客様は王様かな?
1万〜数万円で王様気分を味わえていいですね。
あとスーツ脱がせるの、スムーズにやるのがちょっと難しい。

大抵のお客さんはバスルームで股間を洗う際に勃起完了するそうですが、店長もその時点で勃起しました。そしてお客さんもキャストの女の子の胸をいじったり股間を指で触ってきたりするとのこと。すでにプレイは始まっているわけですね。

ベッドへ移動して見つめ合いながらキス。恋人風プレイを好むお客さんが一番多いとのことで、相手が女の子を責めて感じる姿をいっぱい見たいのか、それともひたすら奉仕させたい気分なのかは、自己判断するしかありません。

店長は「講習だから奉仕パターンで。全身リップ~フェラチオで抜いて」と横になりました。全裸で寝そべる男体の上に乗っかるかたちで、ややしつこいかなというくらいにキス(唇同士)をして、首筋~耳~肩~胸~乳輪~じらして乳首~おへそまわり~そけい部~と唇で愛撫していきます。ていうかこれ、普段のセックスでわりとやってるやつ。いけるいける、余裕余裕。

からの内モモ~睾丸~竿に移行し、唾液多めでしゃぶりながら手コキしてからの、店長の指示でシックスナインの体位になり「これはこれでイイかも~」と思いつつ、最後は素股講習に移りました。

フェラと手コキは普通にしてきたけど、素股は未経験!!!!! というか素股って本当に(ちんぽが)気持ちいいのか、甚だ疑問でした。というのも、太ももの重量感がさほどないので、隙間が出来てしまうんですよね。

そんなガリももには……「手を使えばいい」!!!! 店長は、まずちんぽとまんこにローションをまぶしてから「騎乗位のポーズで、竿を太ももで挟んで亀頭を手のひらで覆い、膣を相手の下半身にこすりつけるように腰を動かす」のだと、勃起しながら教えてくれました。

言われた通りにやってみると、なるほどローションのおかげで腰使いが滑らかにできるし、ちんぽは全体をヌルヌルと女の子の素肌で覆われて「挿入に近い感覚」を得られるとのことで、店長は1~2分で射精に至ることができました。ミッション完了!

このタイミングでアラームが鳴るのが理想的。

一緒にシャワーを浴びてローションを洗い流し、キスやハグでイチャついてから服を着てお仕事終了です。お客さんを部屋に残して、女の子だけ先にホテルを出ます。

よし、これならやれる!

待機部屋は2箇所
いったんホテルを出て、待機部屋を案内されました。

通されたのは、オートロックではないけれど部屋数の多い古いマンションの一室で、カーペットが敷かれたバストイレユニット型のワンルーム。女の子はタバコを吸うのも飲食もここで行い、お客さんに呼ばれたら歯磨きして化粧を直してGO、とのことです。

室内にはテレビも置いてあって一応ついていたのですが、そこにいる2人の女の子はどちらもテレビには目もくれずスマホを操作していました。

もうひとつセパレート型の漫画喫茶のようなつくりになっている待機所も近くにあるそうですが、今日はそっちは女の子がいっぱいなので、集団待機でよろ! と。

でも待機している時間はありませんでした。

18時~と19時半~と21時半~の3本の予約が入っていたからです。

これは初日だからだそうで、お店側から「新人きました! 今日いけます!」とTwitterなどでお知らせしすれば、大抵すぐ予約が埋まるようでした。

60分/恋人コース/山田さん
「お客さん入りました。60分/恋人コース/山田さん/ホテルM 301」

お店のスタッフからのLINEを受け、歯を磨いて化粧を直し、待機部屋を出て指定されたホテルの部屋に入りました。ホテルにつく直前に、お店に「今から入ります」とLINE連絡をして、フロントで「××です~」とデリヘル店名を伝えます。

まあ最初なのでね。緊張しますよね………!

ドアを開けるとそこに立っていたのは、普通~~~~~のおじさんでした。グレーというかカーキというか、いやその2色は全然違う色じゃんと言いたくなるんですがでもどっちともとれる絶妙な(微妙な)色合いのパンツとくすんだ白っぽいシャツを着た山田さんは、見た目年齢からして40代後半くらい。

大変風俗慣れしているご様子で、「初めてなんでしょ? 緊張してる?」と優しげな声色でハグしてきて、マニュアルに一切反することなく、私が洋服を脱がせてシャワールームで体を洗ってキスしてベッドで抜いて……の手順をさせてくれました。なんでしょう、サクラを疑うくらい従順でしたね。

特徴は胸毛。全身、毛は濃いめ。女の子のおっぱいを舐めるのが好き。AVの見すぎか? と思うような寒い囁き(聞き取りにくいよ!)。自称「敏感でイキやす」く、確かに20分ほどおっぱい舐められて10分くらいクンニされて、攻守交替でフェラしたらすぐにイッてしまわれました。口内発射ですが、もちろん精液はティッシュに出して丸めてゴミ箱に捨てます。オプション料金もらってないからね。

60分……というか45分、思ったよりも早く過ぎ去りました。

75分/恋人コース/橘さん
次のお客さんは、30代前半とのことでやや若め。

浴槽にお湯をためて、歯を磨いて待っていました。

風俗利用は人生二度めだとのことで、常連さんではありませんでした。最初の風俗は会社の先輩に連れられて利用したそうで、今回は自主的に一人で予約したそうです。ハマッていくのでしょうか。

大阪出身で、今年1月に転勤になり上京したとのこと。ジャズが好きで自宅に1000枚レコードを所有しているそうですが、それ引越し大変だったでしょうね。

って、そんな世間話をしながら二人でくっついて湯船に浸かっている段階で、めっちゃ触ってくる!!!!! ちんぽを私の股の間にコスりつけてくる!!!!

待て待て、洗ってからねということでソープで洗っている間も膨張は止まりません。ていうかね、太ってるんですよ。入門したての力士みたいな、若々しい太り方で中年太りではないんですけど。太ってる男性と裸で触れ合うの、人生で初めてでした。あとこの人も胸毛がありました。

ベッドへ移動すると、やたらと責め好きの舐め好きなので、二度イッたふりをせざるを得ませんでした。素股からは「挿れたい、ちょっとだけ、ちょっとだけ」とうるさかったのでやんわり笑顔で断ってフェラにより射精。

しつこく挿入したがられて、結構、怖かったです。

75分/恋人コース/佐藤さん
なんか…………今日イチびっくりしたんですが………パイパンのおじさんでした。

年齢を伺ったところ40歳。え、50歳に見えるけど、まあどうでもいいですね。

パイパンといっても「ツルツル」ではなくて「ザラザラ」な感触なので、逆に舐めにくいうえ肌触りが痛くてイヤなものでした。

これまた責め好きで、再びイッたふりをして場をしのぎましたが、男性主導の素股に突入したのは計算外。

お互いの陰部にローションを塗りたくって、バックの姿勢で(私は脚を閉じている)太もも~膣にちんぽをコスりまくる“素股”でした。え、それニュルンって入っちゃうんじゃないの? 「入っちゃうよぉ~~~」と訴えたものの「入りそうで入らないというぎりぎり感を楽しみたい」ということでそのままコスられ続けました。最後まで入らなくて良かったです。

ただ、コスられすぎて痛えよ。しかも射精せずにアラーム音が鳴り、終了。いわく「8割以上イかないで終わるから。いつもこう」だそう。……40歳?

終わりのシャワーを浴びながら身の上話を聞きましたが、20代で18歳のコと結婚して一年もたずに離婚。今は若いコの夢を応援したいんだ~と語る佐藤さん。

「愛するってどういうことか、知ってる? 愛するとは、愛したいという気持ちの炎を燃やし続けること。消えないよう、努力を絶やさないことだよ。愛の反対は『キライ』じゃなくて『無関心』だからね」

なんかそういうお話、どこかで聞いたことあります~(にっこり)。
こうして風俗初日の出勤は、23時過ぎに終了しました。

聞けないままの入店祝金
初対面の他人と笑顔で会話するだけでも人って(誰でも)相当疲弊すると思いますが、それプラス肉体労働だったのでかなり疲れました。とはいえ、同じ時間をプレイなしでひたすら会話だけでしのげるかといったらそのほうが私にはつらい(キャバクラ不向きな理由)ので、これはこれで自分に合っているお仕事と言えるのかもしれません。

待機部屋へ戻って歯磨きしているところへ、店長が給与の入った封筒を持ってやってきました。今日の収入、合計3万円。多いのか少ないのか、わかりません。想像したよりは…………少…ない。

初日なので店長が車で家まで送ってくれるといい、ヘトヘトで終電の混雑に飛び込みたくなかったので、ありがたく乗り込みました。

車中では、デリヘルといっても自宅へ呼ぶお客はごくわずかで、ほとんどが近隣のラブホテルかレンタルルームを利用していること。シティホテルも珍しいこと。店長はこの店舗を含めいくつもの男性向け風俗店を束ねるグループ会社の社員だということ。初日は初モノ好きのお客がつくけれど、何週間かたつと大抵のキャストはお茶をひく(=指名がつかなくて暇になる)ものなので、今のうちに頑張ってリピーターを量産しておくといいよというアドバイスなどをもらい、店長が妻子持ちだけど不倫している話などを聞いているうちに車は自宅付近へ到着しました。

明日以降の出勤についてはお店のLINEに一週間ぶんの予定を送っておくように言われ、御礼を言って車を降りましたが………

忘れた! webサイトに堂々記載されていた「入店祝金10万円」「日給3万8000円保証」について、聞くの忘れた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

次の出勤時にスタッフの人に聞く……ことはビビりな自分に出来るのか? タイミングを完全に逸したのでは。

それでも財布の中に入った3万円はありがたく、コンビニで大好きなあんかけ焼きそばを買って食べ、オナニーして寝ました。

 

つづく。

最終更新:2017/12/04 20:00
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