急展開に戸惑う視聴者

『民衆の敵』、“秘書の自殺”で急展開! 「コメディドラマなのに」「脚本が破綻」と猛批判

2017/11/27 18:40
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『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)公式サイトより

 11月27日午後9時から第6話が放送される、篠原涼子主演の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。視聴率は初回9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2~4話は7%台だったが、第5話では6.9%に転落した。

 同ドラマは、家庭円満ながら質素な生活をしていた一児の母・佐藤智子(篠原)が主人公。息子の駿平(鳥越壮真)にもっと良い生活をさせてあげたいという気持ちから、高年収の市議会議員になったものの、やがて政治家としての自覚が芽生えていくというストーリー。

 第5話では、日本人が仕事を優先して休暇が取りにくい状況にあると知った智子が、SNSに自らがまず「長期休暇を取る」と投稿。しかしその提案は不評の嵐で、夫の公平(田中圭)から、「議員として、ろくな活動もしていないから当たり前。SNSへは市議として何をしたかを書いた方がいい」と注意を受ける。

 すると、そんな智子の元へ「市議会に汚職議員がいる」という告発文が送られてくる。新人議員の藤堂誠(高橋一生)や岡本遼(千葉雄大)とともに、汚職議員の捜索に乗り出すが、その結果、岡本が敬愛する河原田晶子市長(余貴美子)にその疑いが浮上。市長は否定するものの、事態はどんどん深刻化していき、ついに河原田の秘書・望月守(細田善彦)が自殺する事件まで発生するのだった。

「これまでのコメディ調が一転、秘書の自殺というシリアスな展開になったことにより、ネット上では脚本に対する戸惑いや批判の声が噴出しました。『急展開すぎる! 脚本が破綻してる』『望月が死んだのは、智子の軽率さが原因』『自分に責任はないと思ってる智子はおかしい』といった指摘が相次いでしまったんです」(芸能ライター)

 第6話では、河原田が市長の職を辞し、再び市長選に立候補することで、潔白か否かを市民に委ねる道を選ぶ。一方、河原田と対立する犬崎和久(古田新太)派には、智子を次の市長に推す動きが起こる。

 「犬崎には裏がある」と踏んだ智子は、この依頼を断ったが、市民の陳情を役所に頼んでも聞き入れられず、なかなか解決できない現状には頭を抱えていた。そんな中、藤堂から「市長になればいい」と提案され、「藤堂こそ市長になればいい」と返すと、さらに「智子の方がいいと思う」と主張される。すると、そこにやって来た犬崎から、「市長にすることを諦めてはいない」と告げられるのだった。

「今のところ特に何も成果をあげていない智子が、市長に立候補するのは『あり得ない』との指摘が多数上がっています。もしも智子が市長になろうものなら、ブーイングが起こることは間違いなさそうです」(同)

 視聴率は低迷する一方だが、果たして巻き返す術はあるのだろうか。新展開に期待したい。

最終更新:2017/11/27 18:40
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