ヤバいやつの言葉に真実が混ざる

コートニー・ラブ、12年も前に「ハーベイに気をつけろ」と警告! 「ロックすぎる」と称賛の声

2017/10/16 19:40

エージェンシーからの口止めも暴露

 この動画はネット上で拡散され、「さすがコートニー!」「ハーベイの名前をしっかりと挙げてのこの発言はすごい!」と称賛する声が多数上がった。これを受けてコートニーは、ツイッターで「私はハーベイの被害者じゃないんだけどね」と説明しつつ、「CAAから発言を永久に禁止されたのよ」という言葉の後に「ハーベイ」と「レイプ」というハッシュタグをつけたツイートを投下した。

 CAAとは、ハリウッド7大エージェンシーのひとつであるクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーのことだ。ロバート・ダウニー・Jr、ジェニファー・ローレンス、マシュー・マコノヒーなど大物スターを抱える事務所である。コートニーは、このエージェンシーから「ハーベイのセクハラを語るのはタブーだ」と厳しく口止めされたことを、サラッと暴露したのだ。

 ネット上では、「エージェントを含め、誰もがハーベイのセクハラを知っていたが、黙認していたことを証明する発言」「おそらく、セクハラを受けた女優が自分のエージェンシーに泣きついたとしても『そのことは公言するな』『仕事ができなくなってもいいのか』などと脅かされてたんじゃないか」とさまざまな推測が飛び交い、お祭り騒ぎとなっている。

 ブロンド美女でセクシーなコートニーにハーベイが手を出さなかったのは、彼女があまりにもハチャメチャで、ハイになった時にポロッと暴露されると懸念したのか、それとも彼女が『ラリー・フリント』で注目されるようになった時はすでに30歳を過ぎていたからか、理由は不明だ。コートニーは2001年にも、ニューヨークのロシアン・ティー・ルームで開催されたチャリティーで「ハーベイ・ワインスタインは私とは、セックスしないの。だって私は“シクサ”じゃないから」と冗談交じりに発言している。“シクサ”とは非ユダヤ人女性のことを指す。コートニーにはユダヤの血が流れているため、ハーベイは彼女をセクハラ対象にはしなかったとギャグにした。しかし、同じくぶっ飛んだお騒がせセレブとして知られているリンジー・ローハンもハーベイにセクハラされていないと見られていることから、「ユダヤの血うんぬんじゃなく、逆上しやすくベラベラしゃべりそうな女優は避けたのだろう」と推測する者が多い。

 若者たちからは「娘とやっと和解できた、露出狂の精神不安定なお騒がせ整形おばさん」というイメージを持たれているコートニーだが、ミュージシャンとしてのキャリアも女優としてのキャリアも、血のにじむような努力をして積み上げてきたのだという自信を持っている。また、彼女は長きにわたるSGI(創価学会インタナショナル)信者で、題目を唱えればなんでもかなうと信じている怖い者知らずだ。CAAに脅されても震え上がることなく「はいはい、タブーなんでしょ。もう言わないよ」というノリで了承したものと思われる。なお、コートニーは警告発言の後も、ハーベイと普通に交流しており、12年にはサンセット・タワー・ホテルで開催されたイベントでハーベイとジェシカ・チャステインが楽しそうに談話するそばで、にこやかな表情で立っているところをパパラッチされている。

 コートニーは13年に自叙伝『The Girl with the Most Cake』をリリースする予定だったが、その後、ゴーストライターから訴えられるなどのトラブルがあり、ポシャってしまった。今年6月に深夜番組『Late Night with Seth Meyers』で、「そういえばあの自叙伝の話、どうなったの?」と聞かれたコートニーは「最初のゴーストライターは書きすぎちゃって。暴露が多くて低級な作品になっちゃった」「だから、もっと上品な感じの、あまり書きすぎないような作品になるように、新しいゴーストライターと一緒に書き直してる」「自叙伝は出すけど、たくさんの秘密を守らなくちゃならないから」と説明していた。

 この自叙伝で、ハーベイやCAAに関することを「ハリウッドのクソすぎる闇」として書いていたのではないかとも注目されているが、果たしてどうなのか? 今後も、ハリウッドの裏事情に関するコートニーのさらなる暴露を、世間は期待している。

最終更新:2017/10/16 19:40
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ところでハーベイ以外の余罪を探す方向にはいかないのかしら
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