サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじ伊藤英明似のイケメンを出会い系サイトで逆ナンするも…初の釣り師とのデスマッチ! カルチャー 伊藤英明似のイケメンを出会い系サイトで逆ナンするも…初の釣り師とのデスマッチ! 2017/10/04 20:00 こんにちは! 白雪魔夢子です。秋の夜長に白雪が楽しんでいるのは、女の子向けの官能小説♡ 登場人物の名前を自分の名前に変えられるサイトを駆使して楽しんでいます。 「魔夢子……。お前のここ、びしょびしょじゃないか」 「だ、だめ。先輩、そんなとこ……汚いッ」 「手で押さえるの禁止」 「アッ……だめ、舐めちゃ……だめッ」 こういう文章を静かに部屋で読みながら、ひとりパンツを濡らしているのですよ。毎週、出会い系サイトで男性と知り合ってエッチしているけど、ぶっちゃけ妄想が一番濡れるというパラドックスが生まれています。 さて、妄想の中で毎日イケメン男子とセックスしている白雪。現実世界でもイケメンとセックスしたい!! と思い立ちまして、メッセージが来るのを待つのではなく、ハンティングしてみることにしました。 『はじめまして! 夏はドライブやキャンプ。冬はスキーやスノボなど、アクティブに遊ぶのが好きです! 体力が自慢なので、どんなお願いも叶えられる……はず! 僕といろんなことを経験しませんか?』 彼の名前はS氏。29歳。太い眉にくっきり二重が印象的な青年が、アンニュイな顔で頬杖をついている写真が載せられていました。肌が浅黒いのはドライブやキャンプで日に焼けたからでしょうか。『海猿』に出演していた時の伊東英明みたいでイ・ケ・メ・ン♡ しかも、体力が自慢でどんなプレイ(脳内変換)も叶えられるだなんて、これはもう会ってみるっきゃない!! ◎『海猿』ならぬ『青龍』のお出まし 彼と待ち合わせたのは東京遠征時の定番・池袋北口。イケメンに高まっていた白雪は、30分も前に到着し、まだかなーまだかなーと時計をチラチラ見ながら待っていました。 ふと顔をあげると、白雪の他にも何人か立っている人がいます。50代くらいのメガネをかけたサラリーマン、派手なメイクにミニスカートのギャル、これといって特徴のない大学生風の男性、お腹が出た40代くらいの変なTシャツを着た男性など。伊藤英明はまだ現れる様子はありません。 あの写真の彼が「待った?」なんて現れたら、ぜーったいここにいるみんな振り返るだろうな。特にあの頭がプリンになっているギャル。あの子が待ち合わせている男よりも絶対にS氏のほうがイケメンだわ。そんなことを考えながらニヤニヤしていると、スマホの時計が15時を指しました。オッ!! ついに待ち合わせの時間になった!! ………。 ………。 S氏はいずこ? あたりをもう一度見回してみましたが、伊藤英明が現れる気配はありません。電車に乗り遅れたのかな。とりあえずLINEにメッセージを入れてみよう。 白雪「もしかして、電車乗り遅れた? 北口で待ってるよー!」 すると、パッと既読に変わり、こんなメッセージが表示されました。 S氏「白と青の花柄のシャツにジーンズ。バッグは明るい茶色?」 ……え? そうだけど、ちょっと怖い……。どこから私を見てるの……? びっくりして顔をあげる白雪。しかし、きょろきょろ見回しても周りにはS氏らしい人の姿はありません。もしかして、喫茶店の二階から……? と思い、喫茶『伯爵』をじーっと見つめていると、ふいにものすごく近くから「魔夢子さんだよね?」と声をかけられました。しかし、そこに立っていたのは……。さっきからずーっと背景の一部として溶け込んでいた、お腹の出た変なTシャツの男!! 白雪「え? え?」 S君「驚かせてごめんね。Sです」 いやいやいや、これ、『パネルマジック』とかの比じゃない!! 『青龍』と書かれた黒いTシャツは、お腹が突き出しているせいでかなり文字が横に伸びてるし、顔は眼鏡をかけてないカンニング竹山さん……みたいな感じ。「10年前の写真です」とかいうレベルじゃないって!! これ、完全に別人じゃん!! S氏「ごめんね。あの写真、ネットの拾い画なんだ。魔夢子ちゃんはすごい話も合ったし、なかなか言い出せなくて、ほんとにごめんね」 なおも引きつった笑みを浮かべる白雪に対し、ささっとLINEに文字を打ちはじめるS氏。まもなく白雪のスマホが震えたので画面を見てみると「クンニは本当に上手だから! 何時間でも舐めてあげられます!」と書かれていました。え………。 顔を上げると、照れたような、でも、満足げな笑みを浮かべているS氏。なんか、慣れてる!! そうか……。S氏は、いつも詐欺写メを使って会うまでこぎつけてから、こうやって女を落としてるのね……。だが、しかし。そんなに世の中上手くいくと思うなよ!! 白雪「……ホテル代も持ってくれます?」 今回の教訓『出会い系サイトのかっこ良すぎる写メは危険!! 別人かもしれないと心得よ』 わざわざ田舎から出てきて、せっかく池袋まで来たから……という理由で、結局ホテルに行ってしまった白雪。確かにクンニはすごくいっぱいしてくれましたが、「髪撫でられながらクンニするのが好きなんだ……」と言うので、彼の若干薄い頭を撫でることになってしまいました。 脳内で伊藤英明に舐めてもらっていると一生懸命思い込もうとしても、指先でまばらな頭の感触を感じるたびに現実に引き戻されるううう……。結局、20分ほどで「イキました」と嘘の自己申告をし、さっさと合体して帰りました。 最終更新:2017/10/04 20:00 次の記事 ヒュー・ヘフナー妻の追悼が泣ける >