婦人科医・松村圭子先生インタビュー

Iラインは「膣の入り口が隠れる長さに」! 女のアンダーヘア処理を婦人科医が詳しく解説

2017/09/28 18:30

■婦人科医おすすめのアンダーヘア処理方法とは

――アンダーヘアを処理する際、どのような方法がおすすめですか?

松村 デリケートな部位なので、やはり安全性の高い医療機関での脱毛が安心かと思います。永久脱毛効果のあるレーザーで、ドクターが肌の状態を見ながら出力を調整するため、肌への負担や効果を考えても効率的ですよ。

――時間的や経済的な理由から、セルフで処理せざるを得ない方もいると思うのですが、自己処理ではどんなことに気をつけたらいいですか?

松村 自己処理の場合は、抜くより剃る方が毛穴のダメージが少なくて済みます。剃るときは、清潔な状態で、クリームを塗ってから毛の流れに沿ってカミソリをあててください。肌を傷つけないように気をつけ、処理後は保湿剤でしっかりアフターケアをしてくださいね。ただ、肌や毛穴が炎症を起こしたり埋没毛になったりしたときは、自己処理を中止して、すぐに医療機関を受診しましょう。

――最近は、ブラジリアンワックスでの処理も主流になってきているようですが、どんなメリットとデメリットが考えられますか?

松村 メリットとしては、永久脱毛ではないので、将来「やるんじゃなかった」と後悔する心配がないということ。でも逆に、定期的に処理するという手間がデメリットともいえます。また、余計な角質が取れて肌がきれいになるというメリットもありますが、肌質によってはかぶれを起こすなど、肌トラブルを招くことも考えられます。多かれ少なかれ、肌へのダメージはありますから。でもなにより、パーツがパーツなだけにかなり痛そうというのが、一番のデメリットかもしれません。

■男性の受け止め方はそれぞれ。気にしすぎないのが一番

――アンダーヘアはほどよくある方がいいとのお話でしたが、男性目線を気にして処理する女性も少なくないようです。先生的にはどう思われますか?

松村 日本では欧米ほどアンダーヘアの処理がポピュラーになっていないので、男性も、ナチュラル派と処理派で半々のようです。手入れされている方が女性らしいという男性もいる一方で、ツルツルで引いたとか、整っていると遊んでいるように感じるという声も聞きます。さすがにショーツからはみ出ているとだらしない印象を与えてしまうので、ある程度は整えた方がいいと思いますが、男性全員が同じ意見ではないので、気にしすぎる必要はないと思いますよ。
(取材・文/千葉こころ)

最終更新:2017/09/28 18:44
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