[女性誌速攻レビュー]「GINGER」10月号

“ルブタン特集”で読者をマウンティング!? 「GINGER」の突然変異に募る不安

ginger201710
「GINGER」2017年10月号(幻冬舎)

 今月の「GINGER」(幻冬舎)の表紙は長澤まさみ。「靴特集」ということもあり、10cmは優に超えるピンヒールを履いた脚を魅せるため、床に着けた尻と肘でバランスを取りながら脚を頭上まで高く上げるという、まるでヨガのようなポーズをとらされています。せっかくの美脚も、無理やり表紙サイズに収めるために折りたたまれており、腹筋に力を入れているせいか、なんだか顔も強張っているような……? 「女は『靴』をあきらめない」という赤字で記されたコピーも、“雰囲気重視”で浮ついているようにも感じます。前号では、丸々1冊、タレントたちに“愛”を語らせるという特集を組み、ファッション誌から自己啓発本への大胆なイメチェンをした「GINGER」だけに、もはや何が正解なのかわかりませんが……。早速、中身を見ていきましょう。

<トピックス>
◎なぜ、私たちはルブタンに惹かれてしまうのか?
◎モデルたちの“きれいの秘密”はヘルシーな習慣にあり!
◎“職場の困ったさん”注意報、発令中!

■ルブタンを鼻息荒く語る山田優に思うこと

 今月の「GINGER」は、「女は『靴』をあきらめない」という大テーマの元、靴フェチ芸能人たちが、お気に入りの私物の靴を紹介する「私が靴を愛するワケ」、今年の秋のトレンドシューズをお得意の参考書スタイルで解説してくれる「靴からはじめる秋スタイル」、履き心地・クッション性・デザイン・柔らかさ・コストパフォーマンス・安定感の全6項目を評価した「通勤OLをすくう、神パンプスはどれだ?」、ボリュームファー・キラキラヒール・レースアップ・スパンコールなど、とにかく見た目に“トキメキ”要素のある靴をひたすら並べた「ハートを射抜く、フォトジェニックな靴」……と、ひたすら「靴」企画が続きます。

 前号では、「自分の軸を持て」という説教メッセージを読者にかましてきたにもかかわらず、中身をくまなく読んでも、それを実現する方法がどこにも書かれていなかった「GINGER」。唯一、芸能人たちが趣味を紹介していたページを読んで、筆者は、要するに「自分の“好き”を大事にすることから始めなさい」ということかなと、察しました。その流れで今月号を読むと、「GINGER」編集部は読者に、“靴”という趣味を提案しているのではと受け取れるのですが、靴を趣味にするって、ハードル高くないか!? 「印象も、履き心地も、こだわり続ける。運命の一足と出合うまで――」という特集冒頭のポエムが示す通り、こだわればキリがない“靴”の沼はかなり深いと思います。アラサー女子が、“カネの面”でハマると危険な趣味としては、“着物”の次にヤバイんじゃないですかね? 

 だって見てください。紹介されているハイブランドシューズの数々。「¥106,000/ジミー チュウ」「¥147,000/グッチ」「¥155,000/ジュゼッペ ザノッティ」……たぶん「GINGER」読者の家賃より高いですよね? もちろん通勤用パンプスや、デイリー使いの3万円以内のトレンド靴、ファストファッションのプチプラ靴も紹介されていますし、「やっぱりスニーカーが好き」といった現実的な特集も組まれています。しかし「靴は、その人自身を映し出す鏡」「だから、私たちは靴に妥協できない」と読者を煽った上で、満を持して始まるのが、クリスチャン ルブタン特集「なぜ、私たちはルブタンに惹かれてしまうのか?」なんです……。

“いい女”というものに囚われすぎると地獄

しぃちゃん

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