スピリチュアルライターが警鐘!

日本史上に残る「恨み」が!?  怒りの魂が眠る、素人が“行ってはいけない”パワスポ

2017/09/17 19:00

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 パワースポット巡りとして寺社を訪れる人も多いだろう。しかし、寺社に関する知識の薄い素人が行くのは危険なスポットもある。前回の記事ではパワースポットの書籍などを手掛け、神社仏閣の知識も豊富なA氏に、「戦場となった神社は行かないほうがいい」とうかがったが、まだまだ危ない場所はあるという。

 平安時代の日本には「御霊(ごりょう)信仰」が根付いていた。「御霊」とは、怒りを抱いて亡くなった貴人。つまりは“祟り神”だ。日本人は、どんな悪人でも大切に祀れば恵みをもたらす神になると考えていたため、祟り神を祀る神社が各地にある。しかし、そもそもは怒りの魂が宿る地。何気なく参拝して、痛い目に遭わなければよいが……。

<危険なパワースポット1:祟り続出! 日本史上に残る“恨み”の地>

◎御霊神社(全国各地):崇徳天皇、早良親王、井上内親王を祀る

 日本史上最大の祟り神といえば、早良親王(崇道天皇)だろう。藤原氏と桓武天皇に陥れられて皇太子の座を奪われたため、怒りのあまり食事を拒否して餓死したという。彼の死後、藤原氏や皇族が相次いで病死したり、洪水が起きたり、平城京に疫病が流行したりなど、不穏な事件が続く。桓武天皇はこれを早良親王の祟りだと恐れ、平安京に遷都したとされる。

 そんな早良親王が祀られているのは、全国にある御霊神社だ。奈良や京都のほか、大阪や東京にもある。御霊神社にはほかにも、井上内親王(義姉を呪ったとして奈良県五條市に幽閉された)や崇徳天皇(親の鳥羽天皇に愛されず、讃岐へ流罪に。天下を乱した恐ろしい祟り神とされる)なども祀られている。しかし、早良親王や井上内親王は、藤原氏による陰謀で、無実の罪を着せられ、非業の死を遂げたといわれている。

 巫女のBさんは、巫女の頂点ともいえる伊勢の斎宮だった井上内親王にあこがれ、御霊神社に参拝したという。しかしその夜、怒りとも悲しみともつかない表情の女性に、冷たい手で額を押さえつけられる夢を見た。次の日から熱を出して寝込んだBさんは、藤原氏の氏神として建立された春日大社のお守りをかばんに入れて、参拝したことに気づいたそうだ。熱は3日で下がったが、御霊神社に参拝の際は、春日大社のお守りは置いていく方が無難だろう。

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