“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第380回】

2020年、中居とともにジャニーさんが“一線を退く”!? 東京五輪後に激変するジャニーズ

2017/09/05 21:00

変な論理がまかり通るのが日本の芸能界

 記事にはその反逆の歴史が紹介される。15年4月、初めて2人の関係が「FLASH」で報じられた際、事務所は全面否定するも、武井本人は“恋愛は自由”という趣旨の発言をしたこと、その後、事務所は恋愛を妨害するかのように立て続けに仕事をさせるも、交際を続けたこと、さらに妊娠は“結婚にこぎ着けるにはこれしかなかった”こと、などなど。やるなあ。

 だが、そもそもこの恋愛禁止ルール自体おかしい。だって、こんなルール、人権侵害だし、憲法にもある個人の尊重、幸福追求権の侵害でしょ。しかも結婚、妊娠によってCMスポンサーに10億円の違約金が発生するなんて報道もあるけど、そんな契約は憲法違反じゃない。しかも、スキャンダルを起こしたわけではなく、結婚、妊娠というおめでたい話なのに。そんな変な論理がまかり通るのが日本の芸能界であり、スポンサー企業、そして日本人の感覚なのか。

 記事には弁護士コメントとして「契約で“結婚した場合にはキャストを変更する”などの定めがあれば、例外的なケースとはいえ、違約金が発生する可能性はあります」と指摘されている。では、違約金が発生し、それを要求するスポンサーはどの企業か発表したらいいと思う。結婚、妊娠を喜んでくれるスポンサー、激怒するスポンサー。どちらが支持され、イメージアップするか。一目瞭然だ。

 “海老蔵と小林麻耶が再婚すればいい”。そんな声があるのは知っている。でも現代においてそんなのあり!? 梨園ではまかり通るの? 海老蔵や麻耶の意志は? ありえない。だが「セブン」は踏み込んだ。「それが一番!」だって。ある意味すごい。言い切っちゃってる。

最終更新:2017/09/05 21:00
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