角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第143回

「難関中学受験向きの私立小を受ける」保育園経営者が語る、“お受験トレンド”とは?

2017/09/02 16:00

 

kadokawasan0901
娘は伊達家11代目盛宗に繋がる小梁川家の人なので、夏休みの自由研究は、伊達政宗につながる自分のルーツをテーマにしました。婿の家は正統派の血統なんですよ(笑)

 まもなく私立小に通う娘の夏休みが終了し、9月4日から新学期がスタートします。始業式って9月1日と思いきや(昭和世代)、いまどきは8月28日から新学期の学校が多いのだとか。世の中、ゆとり教育はとっくに終了し、静岡県のとある学校では、来年度から土日祝を除くと16日しか夏休みがなくなるというニュースも。どっちがいいのかわかりませんが、うちの場合は早起き+弁当の学校なので、ゆるく過ごせる夏休みは親子で助かります。

 娘なんて学校のない時期はトドみたいな生活を送っているせいか、なかなかの太めボディ(笑)。学校の健康診断で引っかかるほどではないのですが、異性には無縁です。親からすると丸くて温かくて、柔らかくて可愛いですけどね。ここにきて、やっと洗顔フォームを使って顔を洗うことを覚えたレベルです。

 彼女がこの夏休みに率先してやったことは、マンガ『NARUTO‐ナルト‐』(集英社)を全巻(70巻強)読んだこと、自由研究の「伊達政宗につながる自分のルーツ」のための下調べという名の旅行ぐらいでした。朝の通勤時間帯と重なるSAPIXの夏期講習軍団を見ると、小学校受験で頑張らせてよかったなと思います。娘の学校に外部受験で超難関校(麻布や開成)を狙うクラスメイトがいますが、落ちても戻れるので、公立の子よりはストレスが少なそうです。

■慶應や早実は逆に中学受験しづらい

 最近は中学受験するなら私立小からという流れがあり、洗足学園小、トキワ松学園小(特に男子)、都市大付属小は、中学受験するために過ごす小学校として人気があります。逆に慶應幼稚舎や慶應横浜初等部、早実初等部、青山学院初等部などに入ると、エスカレーターで中学に上がる子が一般的なので、中学からしかない難関進学校(桜蔭、女子学院、麻布、開成など)へは頭がよくても環境として受験しづらいんです。そのため、あえて小学校で中学受験向きの私立を選択します。

 実は先日、駒沢の森こどもの園のママと面談をしていたら、「自分が中学受験(難関校)をしたので、息子にも中学受験をさせたい。なので、中学受験に向いている私立小へ行きたい」とのことでした。中学受験を通し人間として成長したらしく、息子ちゃんにも経験させたいそうです。ママはやはり難関校へ受かるには、公立小よりも勉強環境が整っている私立小がいいと判断されたようです。私も同感ですよ!

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こまもりーずよ、頑張って!!
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