仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

壇蜜、卑猥な「宮城県PR動画」中止を釈明――男根主義的すぎる『サンジャポ』の愚かさ

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『しごとのはなし』(ぴあ)

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「元気になったってことだよね」爆笑問題・太田光
『サンデー・ジャポン』(TBS系、8月27日)

 その昔、男尊女卑的な風土の企業に勤めていた。女子社員は容姿や年齢で待遇に差をつけられる。仕事の出来はどうでもよい。飲み会の会費も、外見によって異なる(可愛い子はタダ)。男性は、デスクの上に白人女性のヌードカレンダーを堂々と飾る。女性が「セクハラです」と言うと、「仕事の士気があがる」「文句を言うのは、妬みだ」と開き直る。

 そんな企業に勤務していた身には、『サンデー・ジャポン』(TBS系)にはびこる男根主義が、すごく懐かしいのである。ここで言う男根主義とは、「女は男を喜ばせるために存在する」「男根が反応するものが正義」「男の言うことに逆らわないのが、いい女」という考え方のことである。

 コメンテーター選びにも、男根主義は表れている。男性コメンテーター(レギュラーメンバーは、テリー伊藤、デーブ・スペクター、杉村太蔵)はオジサンだが、女性は男性陣に比べると大分若く、壇蜜や藤田ニコルなど、セクシーさや若さで売っている人をチョイスする。医師や弁護士など、専門職の男性コメンテーターはいるが、女性コメンテーターにエキスパートはいない(西川史子は医師で専門職と言えるが、飯島愛の引退に伴い、レギュラーに昇格したことから考えると、正統な専門枠ではない)。はっきり言えば、女に知性は求めていないということだろう。

 こういう男根主義の番組で光るのは、やはり壇蜜である。コメント力がすごいというのではない、スタジオ内の男たちを懐柔するチカラが半端ないのである。バラエティ慣れしている西川や藤田も、壇蜜にはかなわない。例えば、壇蜜がお笑い芸人であるピース・又吉直樹との熱愛を、東京スポーツに報じられたことがあったが、その際にガセであるということを示すため、「安定の東スポクオリティー」とつぶやき、スタジオがどっと沸いた。特に面白い発言ではないのに、男性陣が笑わないといけない気がする、もしくは面白いと思ってしまうのは、壇蜜が彼らの男根を掌握している証だろう。

 その壇蜜が出演した宮城県の観光PR動画が、公開を停止した。

 観光用動画のはずだが、壇蜜に「いっちゃう」「気持ちいい」「亀さん、上、乗ってもいいですか?」とセックスを連想させる内容になっている。市民や女性議員から「性的な表現が演出されており、不快」というクレームがついたことから、動画の公開を本来の予定より1カ月早く打ち切った。宮城県の村井嘉浩知事は「これまでのPR動画より、アクセスが30~40倍にもなっているのは『災い転じて福となす』だ」「妖艶な壇蜜さんの魅力を最大限に引き出して、宮城は夏でも涼しいことをPRすることが狙い」と成果を強調した。

「だまらっしゃい」としか言えないわ

しぃちゃん



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