[女性誌速攻レビュー]「GINGER」9月号

「GINGER」が自己啓発雑誌に!? 全編“愛”というテーマのインタビューで読者を説教!!

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「GINGER」2017年9月号(幻冬舎)

 今月の「GINGER」(幻冬舎)の表紙は……AAA!? 大人の事情や政治的な何かが発動していたのかもしれませんが、意表を突かれすぎて言葉が出てきません。確かにAAAのメンバーたちはアラサーど真ん中で、「GINGER」世代ではあるのですが、ファン層と読者層が被っているとはどうしても考えられないです。っていうか、そもそもAAAのファン層ってどこ? さらに今月の表紙には「星野源」「平愛梨」「石田ゆり子」「滝川クリステル」「ぺこ&りゅうちぇる」と芸能人の名前がギッシリ。これまで誌面のほとんどをファッションページが占めていた「GINGER」に一体何があったのか……早速中身をチェックしていきましょう!

<トピックス>
◎自分スタイルで生きる注目の101人発「愛してる」を叫ぼう
◎AAA「愛ってなんだ?」
◎GINGER読者サポーター8700人のセキララVOICE 今月のテーマ「結婚相手に求める条件とは?」

■真面目で努力家な「GINGER」女子に響くAAAの仕事観

 「GINGER」といえば、服の着こなしに関する細かいルールがぎっしり詰め込まれた、まるでオシャレの教科書のような誌面が特徴です。その圧迫感のある誌面からは、オシャレを楽しんだり、あこがれたりするようなキラキラした気持ちは生まれず、「GINGER」女子たちのオシャレに対する畏れ……つまり自分自身のセンスに自信を持てず、迷走している姿が見て取れました。そんな彼女たちに、今月の「GINGER」は「愛」というテーマを提示します。これまた、夏の終わりの某チャリティ番組並みに大きく出ましたね。

 「自分スタイルで生きる注目の101人発『愛してる』を叫ぼう」と題し、AAAをはじめ、芸能人、ファッションデザイナー、スタイリスト、読者モデルまで合計101名に「あなたにとって『愛』とは?」という問いを投げかけています。「スタイリストたちのファッション愛」という私服コーディネートのページなど、ファッションページもあるにはあったのですが、ほとんどがインタビューページという、ファッション雑誌の根底を覆す攻めた構成です。そこまでして「GINGER」が読者たちに伝えたかった「愛」とは一体……。

 早速ページをめくると1ページ目から「あふれ出る輝きを放つ人たちは、みんな大切な“何か”を抱きしめながら生きている。(中略)もっと熱く、堂々と、愛するものについて語ろう。その強い愛はきっと、あなたを美しく、唯一無二の存在へと変えていくのだから!」と自己啓発チックなコピーが飛び込んできます。まあ確かに、自分の「好き」に自信がないせいか、「他人にあこがれられたい」「オシャレって思われたい」という他者の評価軸を基準に生きている「GINGER」女子たちには必要な視点なのかもしれません。企画の内容を大まかに分けると、“仕事への愛”“パートナーへの愛”“趣味への愛”の3つです。

 まずは冒頭、AAAが自身のキャリアについて語っている「AAA『愛ってなんだ?』」を見ていきましょう。これまで誌面に登場した読者の職業や職種の傾向から察するに、「GINGER」女子は、一般職OLではなく、バリキャリ志向ではないものの、それなりに責任のある仕事を任されている様子がうかがえます。そんな彼女たちには、「ステージに投げてくださる反応を受け取り、また返すという幸せなキャッチボールをずっと続けている感じ」(AAA・末吉)、「時間をかけて積み重ねた(メンバーへの)愛情があるからこそ、できること」(同・宇野)という同世代の実感がこもった仕事観は、共感を得られそうです。正直AAAについては、男女混合仲良しダンスグループが文化祭でパフォーマンスしているようなデビュー当時のイメージで止まっていましたが、キャリア12年目に突入した彼らが淡々と仕事を語る姿は、中高生よりも実はアラサーに刺さるのかもしれません。

「GINGER」の読者への愛は重い

しぃちゃん



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