絶望的に歪んでいる……

鈴木貴子に下ネタ、金子恵美より豊田真由子を擁護――「国会議員」の下品すぎる実態

2017/07/21 23:23
suzukitakako
鈴木貴子オフィシャルブログより

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 久しぶりに明るいニュースが先日公表されました。鈴木貴子衆議院議員(自民党・無所属の会)のおめでたです。7月にはご自身のブログでも明かされていたそうで、以前からおなかのあたりにゆとりのあるワンピースなどを着られていて、特に隠している様子もなかったですね。同僚議員からも「もしかして?」と聞かれて、オープンにお話されていました。9月中旬が出産予定日とのことで、楽しみですね。

■国民からも非難が……

 貴子議員といえば、安倍晋三総理も出席された盛大な結婚披露宴が話題になりました。お父様はあの「新党大地」代表の鈴木宗男氏です。いわゆる“ムネオ疑惑”で有罪が確定していましたが、5月に公民権の回復が報道されています。もっと以前は、テレビなどで元気な「宗男節」をご覧になった方も多いと思います。

 宗男氏は特にロシア外交に強く、今でも北方領土問題などで情報のパイプラインを維持されており、官邸へも出入りされているようです。お父様のバックアップもあり、議員としてがんばっていた貴子議員ですが、やはり妊娠・出産には高いハードルがありました。

 都議選もがんばったせいか、なんと現在は切迫流産の可能性があるそうで、ブログには「がんばりすぎて赤ちゃんに負担をかけてしまった」と反省の弁を綴られています。そんな精神的にも安定が必要な時期に、ネットでのバッシングがとても多いことが気になりました。

「だから女性議員っていうのは……」
「任期中の妊娠はいかがなものか」
「一旦辞職すべきだ」
「職務放棄ではないか」

といった意見が永田町の外からも寄せられているそうです。みなさんはどのように思われますか?

 神澤は、このような心のない発言をするのは永田町の男性陣だけだと思っていたので、とても驚きました。これらの言葉は、国会議員も含め、永田町で働く女性たちが言われてきたことです。その都度、それらの言葉がいかに根拠のないものかを伝えてきましたが、世間にもまだまだ女性への差別意識が残っていることに落胆しました。

職場のお荷物か? 戦力か? ワーキングマザー─週刊東洋経済eビジネス新書No.44 (週刊東洋経済eビジネス新書)
みんな母から生まれてきたのにね
アクセスランキング