[女性誌速攻レビュー]「GINGER」8月号

「裸になれる女」特集に見る「GINGER」女子の欲望の裏――「ありのまま」「自然体」への畏怖

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「GINGER」8月号(幻冬舎)

 記念すべき創刊100号を迎えた今月の「GINGER」(幻冬舎)。表紙は、今や国民的女優として愛されている、ガッキーこと新垣結衣です。月9ドラマ『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の番宣でしょうが、考えてみればガッキーももう29歳。「GINGER」の読者たちと同じ、れっきとしたアラサーなんですね。モテ路線に乗っかることもできず、ささやかなようで欲深いプライドに振り回され続けているように見える「GINEGR」女子たちは、ピュアで清楚、かつナチュラルなイメージのガッキーに、共感する部分はあるのでしょうか。早速、中身をチェックしていきましょ~。

<トピックス>
◎COVER WOMAN 新垣結衣 Just the way I am ありのままの自分で生きる
◎おしゃれ人の肌見せ論
◎辛口派が着たくなる夏の肌見せ服

■「ありのまま」「自然体」「センス」という大問題

 突然の「モテ」特集が不発に終わって以降、「ZARA」→「白Tシャツ」と、まるで禊のようにファッションのシンプル化を推し進めてきた「GINGER」。ついに今月は、全てを脱ぎ捨てた結果、まさかの「裸」推し。「余計なものは脱ぎ捨てて おしゃれも、生き方も、自分らしく!」というコピー通り、ファッションページも読み物ページも、1冊を通して「裸になれる女」がテーマの企画が並びます。いやいや、売れないグラビアアイドルじゃないんだから、そんなに簡単に脱いじゃっていいわけ!? と衝撃を受けましたが、どうやら「ありのまま」「自然体」といった意味で「裸」を使っているようでした。

 まずは表紙モデルへのインタビュー企画「COVER WOMAN」を見ていきましょう。「ありのまま」「自然体」で生きているように見えるガッキーも、「すごく若いころは、皆さんが抱く<ガッキーのイメージ>と、いわゆる<素の私>との距離感に悩んだ時期もある」そうで、しかし今では、「私自身は“こう見てほしい”とか、“こう見られたい”という気持ちが、いつの間にかなくなってしまったんです。だから今は、私のことをどう思ってくれても構わない。ただ、私を見た人が少しでも気持ちよく思ってくれたらうれしい」という境地に至ったとか。

 以前から女性誌レビューで指摘しているように、「GINGER」女子たちは「他人よりちょっと抜きん出たい」「あこがれられたい」という欲望が行動基準となっているように見えます。それだけに、おしゃれもプライベートも、自分の好きなものや心地よいものがわからないまま、迷走を続けている印象も。そんな彼女たちにとっては、「自然体」という境地に至るまでの「いつの間にか」の部分をもっと詳しく聞きたかったんじゃないですかね。だって、「余計なものは脱ぎ捨てて裸になれ」と言われても、それを感覚的に理解できないから、迷走しているのであって……。現に「GINGER」の誌面を見ても、「モテ」という正解のないテーマを取り上げるより、「ZARA」「白Tシャツ」を着るなどといった具体的な提案をする方が、ノッていたような気がします。そう、「GINGER」は、どこまでいっても現実主義の雑誌なんです。

「ありのまま」に囚われだすと地獄じゃない?

しぃちゃん



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