[ドラマで気になるアノ男]

『あなそれ』で、“体育会系リア充”の嫌な男を完璧に演じた劇団EXILE・鈴木伸之

 

あなたのことはそれほど #撮影 #2話まで #あと3日‼️

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 賛否を巻き起こした『あなたのことはそれほど』(TBS系)が先日、最終回を迎えた。本作はいくえみ綾の女性向け漫画を原作(祥伝社)とする、W不倫を題材としたドラマだ。

 渡辺涼太(東出昌大)と結婚した美都(波瑠)は、中学の時に好きだった有島光軌(鈴木伸之)と再会し、夫がいる立場でありながら肉体関係を結んでしまう。ここまではよくある展開だが、見ていてあぜんとしたのは、美都が有島と一線を超えることに対してなんの躊躇もなかったことだ。

 近年なら『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)が顕著だが、普通の不倫ドラマは、結婚している主人公には家庭に居場所がなく夫が浮気をしているなどといった、不倫をしても仕方がない理由を与える。居場所のない男と女が、家庭と愛する人の間で葛藤するからこそ、不倫ドラマは視聴者の共感を呼ぶのだが、美都にあるのは昔好きだった男と結ばれたいという気持ちだけだ。

 不倫相手となる有島も、美都とホテルに行った時はすでに結婚しており、妻の麗華(仲里依紗)のおなかには赤ん坊が宿っていて出産間近だった。美都と温泉へと不倫旅行した日、有島は妻に子どもが生まれたと告げる。そこで美都は、自分も結婚していることを伝えて「無茶なこと言わないから安心して」と言い、それを聞いた有島は「何だ。よかった。本当、変な奴」と言って、頭を軽く撫でた後、妻の元へと向かう。

 その後、2人の関係は続いていくのだが、深く考えずに不倫をしている2人に対してまったく感情移入をすることができず、昆虫の生態でも見ているかのような不気味さが序盤にはあった。

 その後、不倫に気づいた夫の涼太がおかしくなっていき、美都とは別れないと言う一方で、有島夫婦に会いに行くといった奇行を繰り返すようになる。麗華も無言の圧力で有島を追い詰めていき、最終的に不倫をした美都と有島が制裁を受けるという、いびつだが道徳的な説教に落ち着いた。

 その意味で、本作の見せ場は涼太が美都を追い詰める姿だったといえる。だが、話題になった東出のわかりやすく気持ち悪い演技には心惹かれるものがなく、ドラマの中にしかいない記号的なキャラクターだとしか思えなかった。

 それに対して、美都と有島の方が見ていてゾワゾワするのは、そこに薄気味悪いリアリティがあったからだ。

マジョリティで生きてきた人の理由なき自己肯定感、ヤバイ

しぃちゃん

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