今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

騒動で明らかになった、小出恵介という男の特性と機能

2017/06/16 21:30
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小出恵介公式プロフィールより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎パイオニア誕生?
 新情報が入れば入るほど、真実ではなく、どっちもどっちな印象だけが積み重なっていく小出恵介淫行事件。1つだけ明らかなのは、彼がものすごい性豪であるという点だけだ。それだけは誰の証言とも一致する。5回8回よろこんで! 

 いやあ。これはMUTEKIが動くか。元芸能人レーベルといえば、これまで「女優」の方ばかり向いていたが、今後「セクシー男優」というベクトルもありなのかも。「カッコいい男がヤッてるのを見ても男はヌケない」「女性向けAVには、優しさが欠けるので不向き」と、使い勝手は悪いかもしれないが。しかし、5回8回よろこんで! の逸材を、このまま埋もれさせてしまうというのはもったいない。この道筋がアリということになれば、高畑裕太や田中聖など、いろんな廃材をゴミにせず再利用することができる。いつか開かれる会見ではぜひ、潔く「転向します!」宣言を。廃材だって立派な資源。新しい世界へ羽ばたく小出恵介の第一歩を、皆で遠くから時々叱ろう。

◎心よりご冥福をお祈りします
 原稿を書いてる最中速報で入ってきた「野際陽子、死去」のニュース。どうするどうなる『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)!!

 慌てるな。うろたえるな。来週もきっと、「野際陽子さんのご冥福を心よりお祈りします」というテロップとともに、これまで通りの通常放送で、彼女の登場シーンは捌かれることだろう。

 こういうケースが出てくることは、ドラマの企画段階から想定済みで、「もし亡くなった際も、引き続き放送は行う」という項目が、契約の際、主な出演者全員と事務所と入念に交わされていたに違いない。ヘタしたら、倉本聰とも交わされてるかも。「書いたところまでやる」と。

 「放映中、誰かきっと」とは思ってはいたが。野際陽子だったか。やはり私の軸馬。そこではなく、偉大な功績に、ありがとうを贈りたい。

◎拾う神ナシ?
 これまでありとあらゆる中途半端な仕事に手をつけてきた山下であるが。「オモロー山下、雑誌記者に転身!」てのはどうなんだろ。「芸能レポーター」ならわかるのだが。吉本の芸人に取材した際、「芸人より前にいる」なんてツッコまれて失笑されていたが。芸能レポーターなら、こうした使い道も多少あるとは思うのだ。数年後は地獄だが。

 しかし「雑誌記者」は。「女性自身」(光文社)と契約したとのことだが。これからオモロー山下も会議に出て、企画出して、取材して裏とって、カメラマンと打ち合わせして、デザイナーに指定して、文字数決めて記事書いて、色校チェックして戻して、大日本とやりとりして、取材先に送本手配して、原稿料を経理に回して……ということをやるのか? やれるのか? オモロー山下が?

 今からでも遅くない。「女性自身」に土下座して、「職種間違えました」つって辞めさせてもらえ。で、その足で井上公造の事務所に行って「こっちやらせてください」って頭を下げろ。……断られたりして。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:34
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