サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじ「もともと僕はAV男優。元に戻っただけ」エロメンじゃなくなった一徹の今/インタビュー カルチャー 「もともと僕はAV男優。元に戻っただけ」エロメンじゃなくなった一徹の今/インタビュー 2017/05/26 20:00 今年1月にSILK LABOとGIRL’S CHの専属を卒業した“エロメン”一徹。AV男優として業界初の専属契約を結び、エロメンのトップに君臨し続けてきた彼は、エロメンブームを語るにはハズせない人物です。 卒業を伝えるブログでは、「引退するつもりではありません」とありましたが、一徹にハートもアソコもキュンキュンさせられてきたファンとしては、彼の今とこれからがとっても気になるところ。 今回は、そんな一徹にエロメン卒業後の近況についてインタビューしてきました! ■ 「もともと僕は男優でしたから。元に戻っただけです」 ――昨年11月にブログでエロメン卒業を発表しましたが、ファンには衝撃だったのではないでしょうか。 「『お疲れ様でした』とか、『会えなくなるのが寂しい』『会えなくなっちゃうんですか?』『いなくならないでください』とかメッセージをいただいて……。引退するわけじゃないですよって伝えたんですけど、僕の伝え方が悪かったのかも(苦笑)。 ブログでは、ちょっとだけお休みくださいって書いたんですけど、それで不安にさせてしまったのかもしれません。その時点で2月の東京マラソンを走ることが決まっていたので、練習のためのお休みだったんですけど。でも、僕的には『いつまでに復帰します!』と言うよりは、なんとなく復帰したいと思っていたので、そのあたりはご迷惑をお掛けしてしまいました」 ――月野帯人さんも1月末にエロメンを卒業しましたよね。ツッキーも卒業して男性向けAVに? 「ツッキーは、とりあえずもうAV男優はしないそうです。今はイベント業やメディアに力を入れていますね」 ――どうして一徹さんは男優を続けることにしたんですか? 「もともと僕は男優でしたから。元に戻っただけですよ。今の近況も、男優の仕事とこういったメディアの取材、みたいな感じですし」 ――男性向けAVの男優として撮影をこなしていくってことは……『バコバコ乱交~』とかそういうタイトルにも出るんですか? 「オファーあれば全然出ますけど、今のところ来てないですね(笑)。でも、もう30本くらい出ましたよ」 ――早い!! メーカー問わず、いろんなところからオファーが来ている感じなんですか? 「最初は『どんなものだろう』と使ってくださっているんだと思っています。昔からお世話になっているところからのオファーもありますし、知らない監督さんからのオファーもありますし。でもジャンルで言うと、新人女優さんのデビューものが多いですかね」 ――一徹さんでデビューって羨ましい! エロメンの時は、月1くらいでしか撮影がなかったそうですが、この1~2カ月で30本って……身体ついていけています? 「今はなんとか(笑)。そんなハードじゃない撮影を少しずつ入れさせてもらっているんで、大丈夫です」 ――ハードじゃない撮影って例えばどんなのですか? 「昔のAV業界は2日で1本を撮っていたんですよ。でも今は業界が不景気で、1日で撮りきることもあって。2日間かかる撮影を『1日でやってもらえませんか? お値段そのままで』って依頼は、もうちょっと体力ついてからで良いですか、ってお断りさせていただいています」 ――でも体力つけるって言ったって、一徹さん筋トレとか苦手では……。 「苦手です。でも1カ月に1回の撮影ペースだと、ギラギラしたものがなくなっていく感じはこの数年感じていました。単純に老いもあるんですけど。でも運動はするようにしていますよ。さっき言った東京マラソンも完走しましたし。練習期間が1カ月しかなくて、ヘロヘロでしたけど(汗)。それと、半年くらい前からキックボクシングもはじめました」 ――13年のインタビューでは、毎晩オナッてるって言っていましたが、最近はオナニー捗っていますか? 「そんなんじゃなくなっちゃいました。女性向け専属になったころは撮影が月に1回で正直オナニー捗ったんですけど。やろうと思えば今だって2時間でも3時間でも、オナニーできちゃうんですけど、終わったあと虚しくなっちゃうんです」 ――2時間、3時間オナニーして、「何やってたんだろ」って? 「一人深夜のトイレでオナって、ローションでおじいちゃんみたいにしわくちゃになった手を見て、『馬鹿なんじゃないかな』って思っちゃって。それでセーブしていたら、専属の最後のほうはオナニーしない日があっても平気になってきちゃって。適応していくんだなって思いました」 ――でも、またAV男優用に適応し直さないといけなんですよね? 「だから、今はちょっとびっくりしている感じです。コントロールもそんなに器用じゃないからいっぱいいっぱいですし。だら~っとしていたこの辺(頭の後ろあたり)を、キュッとエッチなスイッチに切り替える感じ。集中力と妄想力をアップさせて頑張っています」 ――エロメンじゃなくなって、現場で求められる役割はまるっと変わりました? 「いや、それが男性向けの現場なのにエロメンっぽい感じを求められるようになりました。セックスショーみたいなものはあんまり僕には求められなくて。女性向けAVで培った、安心して見てもらいやすい設定の作品だったり、ドラマものを任されることが多くなりました」 ――もう“義母もの”ではない?? 「はい(笑)。でもこの間、中学生役をやりましたけどね。男優人手不足ですよ!」 ――ハメ撮りとかも出るんですか? 「やりました。久しぶりだった~! カメラの使い方、ギリギリ覚えていました。自分で持って。今は、少しずつ感覚を取り戻しているような感じです。しばらく自転車乗っていなかったけど、乗ったら意外と乗れるんだなって感じ」 ――卒業作品で、しみけんさんと3Pを撮っていたじゃないですか(『一徹の世界で一番気持ち良いSEX』)。その時のオフショットで「お前、喘ぎ声大きくなったよな~」って言われていましたよね(笑)。 「顔が近いんだよって言われました(笑)。多分、女性向けAVのクセがついているんだと思います。男性向けだと男の声はいらないけど、女性向けは音声さんに対して失礼だから、ちょっと声出さなきゃダメじゃないですか。その辺が出ているんだなって、ちょっと思いました」 ■エロメン効果でAV男優に変化? 男優は黒子だったハズなんですけど…… ――男性向けAVではそういった癖も直していかないとって感じですかね。 「うーん……。男性向けAVにおいて男優は黒子。技術さんたちと同じで、女優さんを引き立たせるために存在しているので、Twitterとかもやらない、出しゃばらないっていうのが、僕が先輩たちから教わってきたこと、だったんですけど……。女性向けAVから帰ってきたら、みんなTwitterをやっていて(笑)。だいぶ変わっちゃったのかなって」 ――男優さんが目立つ、注目されるようになりましたよね。もう黒子じゃなくていいんだ、みたいな感じはありますよね。 「共演の男優に『一緒に写真撮ろう』『Twitterアップしていい?』って言われたりするんですけど、僕はどうなんだろうって戸惑いがあるんですよ。『もっと自撮り出してあげたほうがいいよ』ってアドバイスなんかももらったりして。男優もそういったプロデュースをしていく人たちが増えたんだなって印象ですね」 ――でもそれって、エロメンが注目されたからだと思いますよ。 「そんな気は……すみません、ちょっと思いました(笑)」 ――ちなみに、監督方面とかプロデューサー方面に興味はないんですか? 「実は、若干考えています。動いてはいるんですけど、とりあえずどうなるかはわからない状態ですね。でも近々動いて、正式発表できたらいいなとは思っています」 ――あるいは、エロなしの役者方面に興味があったりしないんですか? 「絶対に嫌というわけではないですけど、敵わない。見ていて感じました。以前舞台をやらせていただきましたが、大変じゃないですか」 ――舞台って最初しか出ていないですよね。 「1回だけ(14年の『CHANGING~二つの行方~』)。出てみて、これは大変な世界だなって。最近は時間があったので、宝塚、劇団四季、劇団☆新感線、あと『テニミュ』とか2.5次元作品を見に行きました。『テニミュ』に関しては、みんなイケメンだし、めちゃくちゃ努力しているし、そして何より若い。この土俵で戦いたくないし、勝てる要素は何もないなって(笑)」 ――じゃあこれからは、しみけんさんとか、森林原人さんとかと同じようにやっていくということでしょうか。 「そうですね。男優としてはそうですけど、それぞれのキャラやカラーが全然違いますよね。なので、あの方たちとは違う方向で、自分なりにやっていきたいなと。イメージ的にはどんな感じだろう……。森原さんはもう本当、性の伝道師みたいな感じで、僕が言うのもあれですけど個性派俳優っていうポジション。しみけんさんはちょっとコメディっぽいというか」 ――一徹さんはどういう方向性でやっていくつもりですか? 「やっぱり僕は女性向けでやってきて、優等生って言われたらアレなんですけど、応援してくださる方がいて僕は活動できますので、その方たちに応えられるような活動をしていきたいなって思っています。おそらく、大島丈さんとかが近いのかな。ファンイベントとかやっていますし」 ――一徹さんもファンイベントをやる予定はありますか? 「さっそく6月に新宿ロフトプラスワンでイベントをやる予定です(6月24日「一徹、イベント始めるってよ」)。イベントでは近況報告をしたり、ファンの方と直接おしゃべりしたりしようかと。イベントをやってほしいって声はたくさんあったんです。ツッキーは専属卒業してからずっとイベントをやっているんですが、『ツッキーは本当にファン想いだね』って声があって。ツッキー“は”って! じゃあ僕は? って寂しさを覚えて、じゃあ僕もやってみようかなと」 ――でもそういったイベントを含め、これからは自分でどうにかしていかないといけないんですよね。 「自分でやっていこうと思っています。SILK LABOの方がマネジメントやプロデュースしてくれていた部分をこれからは自分で。どういう感じで関係を結んでいこうかなっていう模索の時期ですね」 ――ファンからしても、これから一徹さん出演作の情報収集が難しくなりそうです。男性向けAVは本数が多いですし、女優の名前しかクレジットされませんし。 「僕も自分でやろうと思っていますけど、アーカイブでまとめてくださってるファンの方がいらっしゃいますよ」 ――さすが! 「でも申し訳ないな思う部分もあって。コンプリート欲があるファンの方もいらっしゃるじゃないですか。本数が増えると、どうしたらいいのかなって」 ――誰それちゃんのデビュー作を「一徹さんが出ているから」とファンが買い続ける可能性があると。 「それってどうなのかなって。ファンの方々の顔が見えるぶん、なんだか申し訳ない気持ちになっちゃって」 ――そんなに買わなくてもいいんだよと。でも欲しいから買っているんですもんね……。 「さっきの『テニミュ』の話じゃないですけど、そのファンの人たちって大変じゃないのかなって。演者が判断することではないのかわからないですけど。今ってDVDが売れないから、どうしてもイベントや物販で稼がないといけなくなってしまっていて、どうなんだろうって……」 ――でも一徹さんは薄給といわれる2.5次元俳優さんと違って、作品に出ればその都度お金をもらえるし、物販とかもしないでも大丈夫じゃないかなと。 「実は、最近ちょいちょいグッズを作りましょうというオファーが来ているんですよ。サプリだとか、パンツだとか、張り型だとか……」 ――専属でなくなったから、そういった依頼は殺到しそうです。 「今はフリーだから、その辺の方向性を自分で選ばないといけないのが、正直悩みどころです」 最終更新:2017/05/26 20:00 次の記事 強奪犯との写真流出、コネチケ発言でもNEWS・手越祐也がアイドルでいられるワケ >