公開オナニーもSMプレイも慣れっこに!? いつの間にかハプバーの常連客へ……【ハプニングバー体験記】

2017/05/18 20:00

 2年前、セックスがしたすぎてネットの海をさまよった結果、「ハプニングバー」に行き着いた筆者。「本当にセックスができるのか?」と半信半疑で店に向かったところ、初めての夜にまさかの3Pセックスを達成(わーい!)。そこから筆者はハプニングバーの深みへとハマっていきます――。

 ■ハプニングバーで見た珍光景

 ハプニングバー(以下、ハプバー)に初めて行った夜から数日後、私はまたハプバーへと足を運んでいました。最初はとにかくセックスがしたくて向かった場所でしたが、今振り返ると異質な雰囲気が漂うハプバーそのものに心惹かれていたんだと思います。

  2回目以降も店に向かうのは、だいたい週末の24時すぎ。週末はやはり人が多く、店もかなりにぎやか。店内を見渡すと、カウンターでゆっくりとお酒を飲んでいる常連客らしき人、良い雰囲気になっている男女、数人で談笑しているグループとさまざまですが、その中で目を引く“珍光景”が必ずと言っていいほど毎夜(少なくとも週末は)繰り広げられています。

  最初衝撃だったのは、ずっとオナニーをしているキモメン! 人に見られることに快感をおぼえる方のようで、チンコはかなりギンギンになっていました。その方は常連客でその後も数回見ることになるのですが、毎回オナっていましたね(笑)。でもひょうきんな方で、常連客の間ではマスコット的な存在として親しまれていました。

  でも男女問わず周囲の目を引くのは、開放的になっている女性でしょうか。おっぱいを見せるどころか全裸になっている子、皆の前でフェラをし始める子、あと男性のおしりの穴を喜々として開発している子もいました。性に開放的になっている女性ってAV以外じゃあんまり見られるものじゃないので、最初は「見ちゃって良いのかな?」なんて遠慮しながら観察していたような。

  あと結構“あるある”な光景なのは、鞭で叩かれていたり、赤いろうそくで責められている人。ガチのSMプレイではないのですが、好奇心でチャレンジしている人は男女問わず多かった気がします。あとは縄プレイですね。実は私も縛れる人に何度か緊縛してもらいました。吊られたこともあって、縄の跡が残ってしまったことも。縄ってエロだけじゃなくて、芸術的な要素も感じるので、私は結構縛られるのは好きです(笑)。

  と、毎週のようにそんなハプニングを見ていると、だんだんそれが“普通”の光景になっていってしまうんですよね。慣れってコワイ!! オナってる男性と普通に飲みながら会話したりしていましたし。そんな感じでハプバーにすれてきたころ、常連のお姉さんが「平日の夜は雰囲気が違うよ」と教えてくれました。ならぜひ行ってみようと、仕事帰りにパプバーへ。

■ついに“ハプバーネーム”授与

  平日の夜はほぼ常連客しかいない状況でした。結構いい年のおじさまだったり、週末の夜にも見たことがある女性だったり、気の合うスタッフと会話しているカップルだったり。まさにハプバー玄人しかいない雰囲気。

  おじさま客はエロいことをしたいというよりは、若い子との会話を楽しみに来ている印象(たま~に若い子とイチャイチャしていたけど)。よく見る女性客は、ちゃんと男性を吟味して“イイ男”を選んでセックスしていたように感じます。私も常連になってから「今日イイ男いないよね~」なんて会話を一緒にしたりしていましたし。

  ハプバーの常連客って聞くと超変態そうですが、意外とそうではなく、平日にいる人たちはハプバーの雰囲気やスタッフが好きで飲みに来ている人が大半だと思います。普段はほとんどセックスしない常連客が何かの気まぐれで誰かとヤるってなった時は、「あいつがヤるってよ!」「見に行こうぜ!」みたいな感じで衝撃が走っていましたね。

  ちなみに、セックスがしたいのではあれば、やはり週末に行った方のが良いかと思います。平日はやはり客数がガクッと減るので。でも平日だとプレイルームがガラガラなので、ゆっくりセックスができるというメリットもありますけどね。

  と、私もいつの間にかハプバーの常連客になりまして、あるとき、常連客のおじさまから「ここでの名前をつけてあげる」と言われました。常連客は皆、本名とは違う“ハプバーネーム”なるものを持っていて、その名前で呼び合っていました。ちなみにスタッフさんもニックネームで働いています(マンコとか卑猥な言葉をちょっと変えている感じの名前が多かったかも)。

  そのおじさまからは、「ま行」の名前が似合うと言われ、「まい(仮名)」と名付けられました。それから私は常連客からまいちゃんと呼ばれることに。ハプバーネームをもらったことで、自分の中にもう一人の自分ができたような感覚になって、ハプバーという場所が私にとってさらに非日常の居場所となったような気がしました。

  そんな時、店のマスターから「常連客とスタッフでバーベキューをやるんだけど来る?」とお誘いが。基本ハプバーは連絡先交換がNGで、外で会ってはならないルールがあるのですが、常連客に対してはやや例外である模様。お互い信頼関係があるから、そうなっているのだと思います。

  そしてやってきたバーベキュー当日。顔を出してみてびっくりしました。晴天の空の下、みんなちゃんと服を着て肉を焼いているんです。まあ当たり前なんですが、店でスタッフさんや常連客は服らしい服を着ていないので、すごい違和感! 端から見たらハプバー繋がりの集団とは思えない!

  パプバーの店内とは違って、縄もムチもロウソクもないレジャーシート上で肉を食べながら、私が普通の昼職OLなように、ハプバーの常連たちも世に出ればみんなちゃんと働いていたりするんだろうな……とぼんやりと思ったのでした。

(月島カゴメ)

最終更新:2017/05/18 20:00
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