サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじ先生は「自慰をしなさい!」と叫んだ。オナニー後の罪悪感が消えた。 カルチャー 先生は「自慰をしなさい!」と叫んだ。オナニー後の罪悪感が消えた。 2017/05/13 20:00 わたしは中学時代、とにかく勉強が大嫌いだった。 教科書よりエロ漫画が読みたい。 授業中も頭の中は勉強そっちのけでセックスして~な~とか家に帰ってオナニーする事ばかり考えていた(まだ処女だったが)。 こんなわたしだったので、中学時代に受けた授業内容なんてほとんど記憶に残っていない。しかしただひとつ。時が流れてアラサーの現在でも忘れられない強烈な授業の思い出がある。 中学二年生の、季節は秋。 その日珍しく、そしてよそよそしく男子と女子の保健体育の授業が別々になった。 私達女子は、みんな制服のまま体育館に集められた。 体操服に着替えずに体育館、という不思議なシチュエーションの中、現れた不思議な女性。 60代くらい、初老といって差し支えない年齢だったと思う。 見知らぬその女性は、この女子限定の空間に招かれた特別講師だった。 まず、講師は男女の体の違いが描かれたイラストのパネルを私達に見せてきた。 「男子にはおちんちんがあります、女子にはおまんこがあります」と示すような裸の男女のイラストだ。 この授業は退屈ないつもの授業と違う。 なにか違う。即座にそう感じた。 そしてその講師は 「皆さん、いいですか? 自慰(オナニー)は自分を知る大切な行為です。恥ずかしがらずに自慰をしなさい」 と言った。 ヒートアップして 「自慰をしなさい!!!」 と叫んでさえいた。 私達女子は、その光景を異様だと感じながら、ただシーンと黙り込むしかなかった。 自分の母親よりもはるかに年上の女性が 自慰、自慰、自慰!!!!! と叫んでいる。 「いいですか? 皆さん、もう一度言います。自慰は決して恥ずかしい事ではありません。皆さん、自慰をしなさい。たくさん自慰をしましょう!」 女性は再度そう叫ぶ。先ほどよりさらに声のボリュームを上げて、情熱に満ち溢れた声で。しかし自慰自慰言い過ぎや……。 特別講師のその女性の激しい熱気とは裏腹に、私達は相変わらず シーン……としていた。 誰も笑いもしない。 その反応を伺い、わたしは (うん、やっぱり恥ずかしいな。オナニーしてること黙っておこう) と思った。冷ややかな視線を講師に向けていた(ごめんなさい)。 ところが、この授業を受けて、ひとつ大きな変化があった。 オナニーをすることに対しての罪悪感が、それ以来一切なくなったのだ。 気持ちよくなっちゃってアヘアヘしてる姿は他人に見られると恥ずかしいことだけど、悪いことではない。 むしろオナニーはしてもいいことだったんですね! ありがとうございます! 教科書に載っていることを学ぶより勉強になった。 オナニーしているのを母に見つかると 「こらっ! そんなところ触っちゃいけないでしょ!」 と叱られた幼少期時代。 「オナニーしてる子って気持ち悪いよね」 と親友に言われた小学生時代。 これらの経験から、オナニーはいけないことだという意識が勝手に心の奥底に根付いてしまっていた私。 なんでまんこを触っちゃいけないのか。 なんでオナニーしてる子は気持ち悪いのか。 理由は分からないのに、オナニーでイッた後は勝手に罪悪感に浸っていた。 私は思う。 自慰をしなさい、と力説してくれた特別講師の授業を受けられたことは幸運だった。こういった性に関する授業がもっともっと思春期の頃にあってもいいのではないだろうか。 そうすれば、オナニーをもっと愛せるようになるし、罪悪感に苦しむこともない。 私はオナニーが大好きだ。 セックスも大好きだけど、時々オナニーしたいがために同棲している彼氏が早く出かけてくれないかな~と思う時もある。そして、彼氏が出かけた後はもちろんボーナスタイム!! エンドレスオナニーが幕を開けるのだ。 この記事を書いている今ですら、私は早くオナニーしたいとまんこがウズウズしている(さっき連続で沢山オナニーしたではないか……)。 今、私はあの特別講師の女性に心からお礼を言いたい。 素晴らしい授業をありがとう!! 今の私なら盛大の拍手を送れるのに……と、静まり返る体育館で自慰について一人力説していた女性に思いを馳せ、筆を置いたらまたオナニーしよう。 ■緑丘まこ 兵庫県育ちのアラサー女。 漫画とゲームとオナニーをこよなく愛する。 センベロ居酒屋やレトロなレストランを発掘するのが休日の楽しみである。 最終更新:2017/05/13 20:00 次の記事 『あぶな絵、あぶり声 ~霞~』プレゼント >