秋田県に感謝しなきゃね……

AKB48・渡辺麻友『サヨナラ、えなりくん』初回2.4%! “きりたんぽ騒動”効果で好発進

2017/05/01 15:00
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『サヨナラ、えなりくん』(テレビ朝日系)公式サイトより

  “きりたんぽ騒動”で話題を振りまき、番組タイトルが『サヨナラ、きりたんぽ』から『サヨナラ、えなりくん』(テレビ朝日系/日曜深夜0時40分~)に変更されたドラマの初回が4月30日に放送された。視聴率は2.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、深夜帯としては好発進となった。

 今クールの深夜ドラマでは、TBS系『3人のパパ』(堀井新太主演/水曜午後11時56分~)の初回は1.9%。同30日に最終回を迎えたNHK総合『火花』(林遣都主演)が、午後11時台の放送で1%を連発したことを思えば、深夜0時40分開始で2.4%をマークした『えなりくん』はかなりの高視聴率だ。

 当初、同ドラマは純愛を求めて婚活に精を出す主人公・桐山さおり(AKB48・渡辺麻友)が、自分を裏切った交際相手の局部を切断して懲らしめるという“阿部定事件”を想起させる内容になっていた。ところが、タイトルの「きりたんぽ」が秋田県の郷土料理であることから、同県から「『きりたんぽ』のイメージを損なう」と抗議を受け、同局がタイトルを急きょ変更せざるを得ない事態に陥ったのだ。

 渡辺は2015年4月期に『戦う!書店ガール』(フジテレビ系/稲森いずみとのW主演)で、プライム帯において初の連ドラ主演に臨んだが、単話最低3.3%(第7話)を記録するなど、低視聴率を連発し、平均4.8%と大爆死。“数字”を持っていないことが明らかになった。

 その後、渡辺が連ドラの主演を務めるのは、AKBがメインの『AKBラブナイト 恋工場』(テレビ朝日系)を除けば、『書店ガール』以来。今回も爆死が予想されていたが、“きりたんぽ騒動”で注目を集めたのが功を奏したようで、思わぬ高視聴率につながった模様。

 ただ、それも初回の“ご祝儀”という可能性は高い。今後はドラマの内容、渡辺の潜在視聴率にかかってくるだろう。とはいえ、爆死したところで、深夜0時台のドラマでは、たいしてバッシングされることもないだけに、渡辺は気楽に臨めそうだ。
(田中七男)

最終更新:2017/05/01 15:00
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