[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

成長とともに複雑になる娘の人間関係、親はどこまで関知すればいいんだろう?

2017/05/01 19:35

成長とともに複雑になる娘の人間関係

 ココのことを守りたいという気持ちが強くなる一方で、現実的にはそれが難しいと感じるこのごろ。この間、ココに「学校と学童どっちが楽しい?」と聞くと、「学童!」と答えました。

 それでも学童でイヤなことがあったというので話を聞いてみると、同じ学年の女の子2人が工作ルームにいたので「なにしてるの?」と聞くと、「ココはあっち行って!」と言われたそう。ぜんぜん大したことない、聞き流すか無視すればいいじゃんと思ったのですが、ココにとっては一大事だったらしく「意地悪されたから嫌いになった」という。オレは「それは意地悪じゃなくて、2人は真剣に作っていて、人に見られたくなかったのかもよ? 気にしすぎだって!」というと、「そうかなあ」と納得していない感じ。

 2~3日後、ココが「今日ね、この前の意地悪してきた1人に学校の下駄箱で『一緒に学童行こうよ』と言われて、イヤだったけど一緒に行った。また誘われるの、イヤだなあ……」というので、「本当にココが嫌なら、『友達を待ってるから、先に行ってて』と言ってみたら?」「そっか! そう言ってみる!」と喜んでいました。でもなあ、会話の一部分だけを聞いても、本当はどう言うのが正解なのか、わからない年頃になってきたよなぁ。

 しかし、ココも友達関係で悩むようになったんだとしみじみ。オレは小学校の頃、クラス中に無視されたことがあったんですが、親に言わなかった。心配させたくないと、かっこつけてたのかも。今のところ、聞けばココは学校や学童のことを話してくれるけど、そのうち話さなくなっていくんだろうな。今後、イジメとか大きなことがあるかもしれないので、「父ちゃんもママもココを守るから、イヤなことがあったら話してくれ!」と伝えてますが、本人にどこまでその思いが伝わっているか……。

 なので、「今日は学校と学童は楽しかった?」と聞くようにしています。だいたいが「いつもと同じ!」で会話は終了するんですけどね。いつまでも親が子どもに干渉するのも変だし、ココの成長につれて、このバランスが難しいと最近になって実感してきました。

最終更新:2017/05/01 19:36
突然、9歳の息子ができました。―42歳、バツ3、自己破産男の気ままな育児術
「いつまでも守りたい」と「いつまでも守れない」がせめぎ合うのが子育て
アクセスランキング