坂口杏里が狂うのもわかる! 約1年ホストクラブに通い続ける昼職OLの記録

2017/04/26 20:00

 AV女優のANRIこと坂口杏里容疑者(26)が、知人ホストから現金3万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑で逮捕されました。

 以前から、ホストクラブに通っていると噂されていた坂口容疑者。AV女優に転向した理由もホストクラブで出来た“掛け(ツケ)”を払うためだったとも言われています(本人はTVで否定していたけども)。

 ホストクラブのヘビーユーザーを“ホス狂い”と呼ぶ文化があったりしますが、おそらく坂口容疑者もその一人だったのでしょう。

  にしても、ホストに“狂う”ってすごい言葉ですよね。でも、実際に通ってみるとなんとな~く、その感覚がわかるような……? そうなんです、杏里ほど狂ってはないけど、私も気づけば約1年、ホスト通いをしてしまっている“姫”なんです。

◎昼職OLがホスト通いをはじめたきっかけ

 そもそも私は、アニメやゲームが好きなオタクです。そして、職業はただのOL。夜の世界風に言うと、“昼職”ですね。ホストとは無縁だと思っていた私ですが、ある日、とあるバーで出会ったソープ嬢のお姉さんから「ホスト行ってみない?」とのお誘いが。当時、とあるウェブメディアが面白おかしくホストを取り上げた記事を見て、なんとなくホストに興味を持っていた私は、そのソープ嬢の誘いに乗ることにしました。

 そして、はじめて訪れた歌舞伎町の某ホストクラブ。そのソープ嬢が言うには、ここは有名店とのこと。たしかに店内は広いし、内装もきらびやか。ホストってなんだか怖いイメージがありましたが、話をしてみると案外普通のお兄さんって感じだし、話を盛り上げてくれるホストとの会話はなんとなく楽しかったです。あとどのホストがついても軒並み良い匂いがしたのは、よく覚えています(笑)。その日は初回料金の数千円を払って、店を後にしました。

 はじめてのホストクラブの感想は「なんだか、楽しかった!」という漠然としたもの。特定のホストにハマると言うよりは、ホストクラブの非日常感や雰囲気に魅了されたという感じでしょうか。そして、その時点で「また行ってみたい」と思っていました。チョロすぎる!

 ホストクラブの初回では、最後に送り指名というものをします。私が指名したのは、「なんだか雰囲気が独特な人だな」と感じたSというホスト。今も指名し続けているホストですが、正直どこが好きかと聞かれると、具体的に答えることはできません(笑)。うん、直感で、本能で「しゅき♡」って思った……ってことにしとこう!!!!!

 そして、初回から数週間後、私はソープ嬢と共にまたホストクラブに行っていました。2回目からは、価格が初回料金の数倍になります。基本の料金に缶もの(淡麗やカロリなど)を数本頼んで、だいたい3万円くらいの金額だったでしょうか。

 ホストクラブと言えば、高い酒を煽られるところだというイメージがあるかと思いますが、一概にそうでもありません。飲み方次第で、ある程度金額を抑えることができます。ま、まあ、3万円という金額も一般的に考えたら高い金額だけど(白目)!! でも周りの姫がそれ以上に使っているんで、安いほうって感覚になってしまっているのかも。こわい。

◎枕営業があったらヤバかったかも

 基本、私はいわゆるあまりお金を使わない“細客”です。私がこれまで細客でいることができたのは、Sが私の職業を知って高額な酒を煽ってこなかったこと、そして私自身「あんまりハマるとヤバイ」といった自制が効いていたからでしょうか。ホストに誘ってくれたソープ嬢は、担当ホストのバースデーで100万円を超えるシャンパンタワーを建てるために、地方のソープに出稼ぎに行っちゃう系ホス狂いだったので、それを間近で見て「やっぱホストヤバイ」って思えたのも要因のひとつだったのかも。

 母を亡くした坂口容疑者は、心のスキマを埋めるためにホスト通いをしていた、なんて言われています。かく言う私は、わりと一人でいるのが好きな“ボッチ系オタク”、おまけにメンヘラとは無縁のポジティブ野郎なので、そもそも心のスキマがあまりなかったのも大きかったのかなと。ホストクラブには、心のスキマを埋めに行くというよりは、単純にホストとお酒を飲むことを楽しみに行っているんだと思います。

 あとは私と担当ホストのSが、完全に友達みたいな関係であるのもかなり大きいですね。ホストの営業方法には、「色営(色恋営業)」だったり、中には彼氏彼女みたいな関係になる「本営」というものがあったりするのですが、私は「友営」。ホストによっては、いわゆる「枕営業」もあるのですが、それがあったらヤバかった(真顔)。私はオタクのくせにセックス大好きなクソビッチ野郎なので、もしSが抱いてくれて、彼とのセックスにハマってしまっていたら、完全に破滅の道を進んでいたでしょう。

 でも、たとえ友営だとしても、そんなにハマらないようにしようと思っていても、毎日のようにSからLINEや電話がきたり、日々顔を合わせたりしていると、やっぱり情的なものが湧いてしまうんですよね。最初はなんとなく指名したSですが、次第に好きかもって気持ちを抱いてしまうように……。これは恋!? たぶん気のせい! でもなんか好き! と自問自答する日々。しんどい。本来私が好きなのは跡部景吾様なんや……。

そんな気持ちに揺れ始めたころ、Sに「今月いくら使える?」と聞かれたことがありました。いわゆる「煽り」ですね。その月は12月で、ホストにとってその年の総決算となる月(らしい)。一体ホストが何を頑張るのかよくわからないけど、「頑張りたい」と言うSに少しでも応えたいという気持ちが湧いている自分。うわー! これがホス狂いってやつなのかーーー!? ヒュー!

……結局、その月に私は数万円のシャンパンを卸していました。ヒューヒュー!! あっという間に終わるシャンパンコールに圧倒されつつも、その時のうれしそうなSの顔は今でも忘れられません。しかし、帰り道に「何をやっているんだ」と後悔している自分がいました。そして、慣れないことをしたせいか、年末年始は風邪で寝込みました。トホホ。

 坂口容疑者の特集を組んだTV番組に出演していたホストが、「高い金額を使うことで心を保っている客もいる」と語っていましたが、私はそれにはなれないなと感じています。担当が好きだとしても、他人に大金を使うというのはよっぽどハートが強くないとできない!! ホス狂いって、心が弱いんじゃなく、実はものすごくハートが強いドMなんじゃないか!?

 でも、今も私は多分好きなんだろうSに会いにホストクラブに向かっています。安西先生……!!  そろそろホス狂いを辞めたいです……。

 そんな中、Sが近々ホストを上がる(辞める)宣言をしました。少しさみしいなと思いながらも、「やったー!! これでホス狂いは卒業だー!!」と心の中で歓喜していると、Sが「最後だから頑張りたい。支えてほしい」と。支えるって……支えるって、一体なんなんだーー!

最終更新:2017/04/26 20:06
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