ローターじゃない、クリにジャストフィットする遠隔操作プレイ界のニューフェイスがスゴすぎた

 料理が得意とはいえない私ですが……いえ、得意ではないからこそ、ちょっとしたキッチングッズに惹かれます。それがあるとラクができる、なのに料理がグレードアップする、と淡い夢を見るのです。でも吝嗇なのでたとえば圧力鍋やブランド家電といった大物には手を出さない。キャベツピーラー(千切りが苦手)とかミニサイズのスキレット(なんかオシャレな気がした)とか、チープなものを買っては喜んでいます。

 なかにはハズレもありますが、買ってよかった~とつくづく思えるものもあり、実際は料理をする時間が数分、短縮されただけなのに、生活全般が捗るじゃん! と歓喜することもしばしば。「道具って魔法だなぁ」と実感するのです。

 私はアダルトグッズもこれと同じだと思っています。同じくハズレも多々ありますが、それまでできなかったことができるようになったり、ちょっと時間を短縮できたり、性生活全般が捗っちゃう!

「アダルトグッズ、使ったことない~」「私、別に必要ないし」という発言を私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。そのなかには、「私、そういうの使わなくても十分満足しているから(フッ)」といったマウンティング的なニュアンスを感じる人もいます。道具に頼らないと感じないってカワイソウね、と。いまの快感に満足できているというのはとても幸せなことです。でも、そのことで「まだ納得のいく快感に出会っていない人」「さらなる快感を求める人」に冷笑的なまなざしを向けるというのは、ちょっといただけません。

◎グッズを使わないと不可能なプレイ

 加えて、そういう方たちもおそらく料理や掃除、収納といった生活の便利グッズは積極的に取り入れると思うんですよね。そうしたジャンルでは「いまあるものでも十分だけど、ちょっとした道具を取り入れることで生活がよりステキになる」と知っているのに、“性”生活に関してはそれをしないって、性が少し低く見られている所以なのだろうかと悲しい気分になります。

 第一、道具を使わないとできないプレイもありますしね。たとえば、「お出かけ遠隔操作プレイ」! 念のため説明しますと、女性の下着のなかにローターを仕込んでおいて、それを男性がリモコンで操作するというものです。

 といいつつも、私はこれまであまりこのプレイに好意的ではありませんでした。理由はシンプルで、気持よくないんだもん。これで女性が感じてしまって、でも人目が気になって、キャーどうしようモジモジ、ってあくまでオトコが描くエロファンタジー。現実的ではなかったのです。

 まずローターを膣内に挿入するパターン。ローターはだいたい短いので気持ちよくないんですよね。それに振動しているときならまだしも、そうじゃないときはタンポン入れているのと一緒で別に何も感じない。挿れていることに慣れてしまいます。でも男性は「彼女の中にいまローターが入ってる!」ってことで興奮する……この温度差。

 それからローターをクリトリスにあてがっておくパターン。じっとしているときならともかく、歩くと確実にズレます。テーピング用のテープで固定するという強者の話も聞いたことがありますし、そうしたローターを納めるポケットのようなものがついた専用パンティも売っています。それでも気持ちいいところにジャストミートすることはなく、女性としてはもどかしい思いをせざるをえません。少なくとも下着からローターがぽろり落下事件は防げますけどね。

 つまりはどちらにしろローターは気持ちよさにつながることのない、的はずれな場所でブルブル震えるているだけ。なのにパートナーに期待に満ちた視線を剥けられて、モジモジ恥ずかしそうな表情を浮かべてみせる……これ多くの遠隔操作プレイ経験者にとってあるあるだと思われます。

 そんな男のファンタジー強要問題に、やっと救世主が現れたのです。その名も「バイブラティッシモ パンティバスター」!

生理用ナプキンを、先細りにしたようなこの形。インド料理のナンに見えなくもないです。説明しなくとも、どのように使うかわかりますよね。私が何よりプッシュしたいのはこの薄さ! 下着内でかさばらず、よほどタイトなパンツスタイルでなければ服に響くこともありません。

◎「感じているふり」の遠隔プレイはもう終わり

 デリケートゾーン全体を覆い、面で振動を繰り出す……なんでこの発想、いままでなかったの!? ってぐらい完璧。歩いたことによってちょっとぐらいズレても、クリトリスから外れることは絶対にないといえます。。

 これまでの遠隔操作用グッズはリモコンもイケてませんでした。誰かに見られたら「何それ?」と不審に思われかねないし、かつては特殊な電池を使用するものもありました。買いにいくのがめんどうだから、それが切れたらオシマイ。もったいなかったなぁ。

 このバイブラティッシモはスマホで操作するので、そんな心配からきれいに解放されます。前もって専用アプリをスマホにダウンロードし、Bluetoothでグッズを認識させます。本体のON/OFFだけでなく、画面を指でなぞることによって振動の強弱をコントロールできるのです。指の動きと振動の変化にタイムラグがないのがいいですね。

 たとえば電車内で、隣同士ではなくあえて向かい合わせの席に座り、彼がスマホでローターを操作し、彼女の様子を観察するプレイ。車内でスマホを触っていてもなんら不自然ではありませんし、誰に知られることなく、そして周囲を不快にさせることもなく、秘密のプレイに興じることができるのです。

 こういう新機軸のグッズを取り入れることによって、これまで敬遠していたプレイにまでテリトリーを広げられるって、私はすてきなことだと思うんです。これぞ人類の叡智。利用しない手はないですよね。

■桃子
オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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