サイ女の朝ドラ通信

有村架純『ひよっこ』初回20%割れのピンチも……純朴少女・みね子に「これぞ朝ドラ」の声

2017/04/04 15:23
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『ひよっこ』(NHK)公式サイトより

ニッポンのお茶の間をわかし続ける国民的番組“朝ドラ”――そのあらすじと視聴者からの反響を、サイゾーウーマンが週2回(火・金曜日)お届けします!

『ひよっこ』(NHK総合/月~土、午前8時) 茨城県北西部の村に生まれたヒロイン・谷田部みね子(有村架純)が、集団就職での上京を経て、さまざまな経験を積みながら自分の殻を破っていく姿を描く成長物語。

■4月3日(月)/1話~4月4日(火)/2話『ひよっこ』

 いよいよ始まった朝ドラ新シリーズ『ひよっこ』。第1話は1964年秋、茨城県北西部の奥茨城村で暮らすヒロイン・谷田部みね子の日常からスタートする。みね子は家業である農業を手伝いながら、東京へ出稼ぎに出ている父・実(沢村一樹)の帰りを、心待ちにする日々を過ごしていた。視聴者からは「これこれ! このセーラー服の美少女が笑顔で手を振る感じこそ、THE朝ドラ!」「朝から気持ちよく見られそう」「あったかい空気感に、初回からジンと来ちゃった」という声が続出。前作『べっぴんさん』の主人公・すみれは、お嬢様という設定だったため、「共感しづらい」という意見も多かったが、純朴で素直そうな田舎の少女・みね子に、視聴者は好印象を抱いたようだ。

 第2話では、卒業を意識し始めた高校3年の夏、みね子や幼なじみの時子(佐久間由衣)、三男(泉澤祐希)が将来について悩む姿が描かれた。ある日、みね子は、東京に出稼ぎに行った男性が工事現場での事故で亡くなったというニュースを見る。不安に駆られたみね子は、当時、つながるまで1時間かかることもあった電話を使って実に連絡を取り、安否を確認。そしてその数日後、父の弟である叔父の宗男(峯田和伸)が、みね子宅にやって来るのだった。

 『ひよっこ』で視聴者の大きな注目を集めているのが、スポーツジャーナリストとして知られる増田明美のナレーション。視聴者に語りかけるようなナレーションに「実況・解説って感じ。すごい新しい」「このキャスティングは大正解だったな!」と絶賛の声が飛び交っている。叔父・宗男登場の際には、「朝ドラには変な叔父さんがたくさん登場しますね」とナレーションが入り、「テレビの前で、まったく同じこと思ってた」「ナレが本編にツッこんだ!」との驚きの声も上がっていた。

 視聴者からの評判はいいものの、初回の視聴率は19.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2012年の『純と愛』ぶりに20%の大台を下回る結果に。出鼻をくじかれてしまったが、ここからの巻き返しに期待したい。

最終更新:2017/04/04 15:23
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