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「とんねるずは大人のいじめ」「ダウンタウンは品がない」神格化に疑問を感じる大物芸人ランキング

2017/03/26 15:00

 お笑いの域を超え、ドラマやニュース番組にまで活動の幅を広げている“お笑い芸人”。日々新たな芸人が登場し、一発屋として消えていく者も少なくない中、大御所として鎮座するベテラン芸人もいる。しかし、なぜそんなにもてはやされるのか疑問に感じるベテラン勢もいるのではないだろうか。そこで、「神格化されているのがわからない大物お笑い芸人は?」というアンケートを男女100人に実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:男女年齢不問/調査期間:1月19~1月25日/有効回答数:100)

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 46票という半数近い票を獲得し、ダントツ1位に躍り出たのが、豪快な芸風で笑いを誘う、とんねるず。今年で芸歴37年目を迎え、さまざまなブームを生み出してきた彼らだが、

「一世を風靡していた時代も確かにあるが、素人目にも芸の劣化が激しく思える」(58歳/女性)
「過去の栄光にすがって、謙虚な姿勢を感じられない」(45歳/男性)
「デビュー当時はともかく、すぐにつまらなくなったのに、勘違いして上から目線で何が面白いのかわからない」(61歳/女性)

と、全盛期と変わらぬスタイルに大御所感も加わったことで、「最近は笑いに対する貪欲さが感じられない。ネタも、テレビの企画もよくわからない」(34歳/男性)と視聴者には映るようだ。

 また、カメラ機材を破壊したり、放水車のホースで芸人たちを攻撃したり、はたまた高額商品を後輩に買わせるなど、型破りな芸や企画で笑いを取ってきたが、

「単に暴力的なだけ。後輩に無理に高い車や時計を買わせることの何がおもしろいのかわからない。不快」(45歳/女性)
「昔は型破りで面白いと思っていたが、ちょっとやりすぎる感がある。今の時代では倫理上問題がある気がする」(52歳/女性)

など、「ただ単にバカ騒ぎしているだけ。しかも危ない企画ばかり。むりやりの購入なども大人のいじめにしか見えない」(45歳/女性)とする意見が相次ぎ、「人をバカにするような笑いの取り方で好きになれない。何が面白いのかわからない」(30歳/女性)との声も多く聞かれた。

 次いで2位にランクインしたのが、21票を獲得した爆笑問題。1位のとんねるずよろしく

「政治や世間で話題になっていることをすぐにネタにするのはすごいが、空気を読もうとしない言動は、若手がやるようなことばかり。落ち着きがない」(30歳/女性)
「人の話の腰を折りまくるのが嫌い」(43歳/男性)
「毒舌ではなく、空気を読まずに他人をこき下ろしているだけに感じる」(38歳/男性)

と、太田光の個性的な言動が「どこが面白いのかわからない。ただふざけているようにしか見えない」(36歳/女性)ようだ。

 また、政治的な発言も多いことから、「お笑い芸人に求めるのは、面白さや娯楽。個人的な思想や政治観は期待していない。真剣に政治・社会批判のような論評を展開されると、お笑い芸人として笑えなくなる」(35歳/女性)とする意見もあった。なお、彼らのコントを見たことがない人からは、「お笑い芸人というより、あまり笑いを取らない司会者だと思い込んでいた」(23歳/女性)といった声も。

 3位には、17票でダウンタウンがランクイン。多くの若手を育て上げ、独特な感性と多大な影響力を持つ彼らも、

「人をバカにしたり、食べ物を粗末にして笑いを取ったりすることのどこが面白いのかわからない」(46歳/女性)
「松本の何が面白いのかわからない。浜田もただ暴力的で見ていてとても不愉快」(38歳/女性)
「思いやりや人間味のある人なら神格化されてもいいが、彼らは品格がないし、温かみを感じない」(26歳/女性)

と、自由奔放な言動が不快感を煽っている様子。

 一方で、松本人志について、「普通の発想ではなく、思いつかないことを言うので神の域」(37歳/男性)「話を聞くと人間として深いと思う。でも、それを表に出さない」(51歳/女性)など、「今も世の中に影響を与えている」(34歳/男性)オーラを感じ、支持する声も多く聞かれた。

 ただ、2人のコントや漫才を知らない世代には、「彼らのお笑いを見たことがないため、神格化レベルで面白いのか知らない」(15歳/男性)「テレビで見かけることが少なく、そこまですごい人たちだと思えない」(16歳/男性)と見えるようだ。

 3位と1票差の16票で4位に留まったのは、ウッチャンナンチャン。上位3組とは違い、「最近はコンビで一緒に活動しているのを全然見ないので、お笑い芸人という感じがあまりない」(30歳/女性)「メディアへの露出が少なく、存在感が薄い」(27歳/女性)との声が多数。「昔はともかく、現在はほぼそれぞれの活動がメインとなっており、お笑い活動もしていない」(32歳/女性)ことが、神格化に疑問を呈した結果となった。

 かつては日本中を笑いの渦に包みこんだ、大物お笑い芸人たち。現在のポジションに甘んずることなく、笑いを生み続けてほしいものである。

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