ジャニーズ研究会
【ジャニーズ研究会レポート】

SMAPは解散しても絶対に消されない! 速水健朗×戸部田 誠×みきーる「大人のSMAP論」トークイベントレポ

2017/03/21 15:30

 2月25日、東京・下北沢の「本屋 B&B」で、『大人のSMAP論』(宝島社新書)の共著者である、速水健朗氏、戸部田誠氏、みきーる氏によるトークイベントが行われた。会場はSMAPファンと思しき女性が中心であったが、メディア論に真剣に耳を傾ける男性も見受けられ、50席近くが満席となった。

 「大人のSMAP論」は、3氏による鼎談をまとめたもので、SMAP解散直前の2016年12月10日に発売。速水氏はメディア論や都市論を専門とするライター・編集者。戸部田氏は「てれびのスキマ」名義のコラムでも知られるテレビウォッチャー。そして、みきーる氏はジャニーズファン歴20年以上の「ジャニヲタ・エバンジェリスト」を名乗る。解散報道後、SMAPを社会学的に語る本がいくつか出版されたが、この本は得意分野の違う3氏が集まったことで、音楽やコマーシャルに視点を置き、SMAPが社会に与えた影響が語られたり、ファンの視点からアイドルの“高齢化”について語られたりと、SMAPのことをより深く、さまざまな観点から分析している。速水氏は「CDは残るものだが、残らずに流されているテレビ出演や流行、またファンコミュニティの視点について触れた。時代論、社会論としてしまうと“終わったもの”となり、『ああ、そんなものがあったよね』と片付けられてしまう。そこへの抗いがあった」と、本書の意図を語っていた。

 

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最終更新:2017/03/21 15:30
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