「有名税」が払いきれないレベル!

ドラマよりドラマチック! 『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で報じられてきた10大騒動

2017/03/18 19:00
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いまや一族でもトップクラスの稼ぎ手となったケンダル&カイリー姉妹

 2007年10月に放送が始まったリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で、全米から注目されるようになったカーダシアン/ジェンナー家。一族の女帝はクリス・ジェンナーで、O・J・シンプソン事件裁判の弁護士団としても知られている故ロバート・カーダシアンとの間に、コートニー、キム、クロエのカーダシアン三姉妹と、末っ子ロブの、計4人の子どもをもうけた。クリスはロバートと離婚後、陸上選手で金メダリストのブルース・ジェンナーと再婚。彼との間に、ケンダル、カイリーのジェンナー姉妹をもうけ、グラマラスな美女が多い一族はゴシップの的に。

 番組が大ヒットしたのは、庶民の日常ではあり得ない騒動が次から次へと起こるため。“まぬけな騒動”から、有名税という言葉だけでは済まされないほど過酷な騒動まで、波瀾万丈な生活を送っているので、片時も目が離せないのだ。“最も嫌われているセレブ”に輝いても、キムやカイリー、ケンダルがトップセレブスターで居続けられるのは、ツライ目にも遭って、話題に事欠かずにいるからなのである。今回は、そんなカーダシアン/ジェンナー家の「10大騒動」をお届けしよう。

1)クロエ、飲酒運転騒動

 『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』シーズン1(07年10月~)の第5話で放送された、カーダシアン三姉妹の三女クロエの飲酒運転逮捕騒動。「食道がんの告知からわずか8週間で亡くなった実父ロバート・カーダシアンの死を乗り越えることができないクロエは、毎年9月30日の命日が近づいてくると精神的に不安定になる」「この日も不安定な気持ちから姉妹と大げんかしてしまい、気分を紛らわせるためにクラブで酒を飲み、帰宅途中に飲酒運転で逮捕されてしまった」とのナレーションを加えつつ、パトカーに押し込まれる場面から、拘置所から出てくる姿までも放送された。まだ18歳だった弟を飲酒運転で亡くしているクロエの継父ブルースがクロエに激怒する姿も紹介。「人のせいにしてばかりのクロエだが、亡き父親のために更生を誓う」という形でエピソードは締めくくられた。

 しかし、この飲酒運転。実際には父親の命日の半年前である3月に起こしたものだったことが後に判明。おまけに「道路の清掃作業への参加、断酒クラスの受講」を条件に「3年間の保護観察」という判決を受けていたのに、クロエは仕事を優先させ、清掃やクラスをドタキャンしまくり。これに怒った裁判官から、08年7月3日「保護観察違反で禁錮30日の刑に処する」と命じられてしまった。判決から15日後、クロエは刑務所に入ったが「収容可能人数を超える受刑者がいる」として、3時間もしないうちに釈放。ヘラヘラと出てくる姿が番組で放送され(シーズン3第1話)、世間の怒りを買った。

 ちなみに、クロエは飲酒運転の保護観察期間中であることを隠して、実業家を育成するリアリティ番組『セレブリティ・アプレンティス』(09年放送)に出演。途中でバレてしまい、司会進行役のドナルド・トランプから「私は飲酒運転する人間が嫌いだ。酔っぱらい運転の車にひかれて子どもを失った知人が3人もいる。事故後、彼らの生活は一変した」「飲酒運転をしていたと知り、正直あなたを見損なった。もし知っていたら、この番組には出さなかった」と強い口調で批判され、大恥をかいた。

2)コートニー&カイリー、ダメンズ依存症

 カーダシアン三姉妹のコートニーは、長女らしい「しっかりと落ち着いた性格」の持ち主として知られている。しかし、男を選ぶ目は皆無で、ニューヨーク出身の放蕩息子スコット・ディシックと恋に落ちてしまった。07年に共通の友人のパーティーで知り合い交際を開始したのだが、まともに職に就かず、夜になるとパーティーざんまいのチャラいスコットに家族は渋い顔。でもコートニーは、イケメンで口がうまいスコットに夢中。浮気に悩み09年に別れたものの、直後妊娠していることが発覚し、復縁。同年12月に長男を出産し、家族もスコットを「子どもの父親」として認めざるを得なくなった。

 子どもが生まれてもスコットの飲酒癖は直らず、コートニーは別れを決意。しかし、スコットから「自分が悪かった。努力する」と懇願され、あっさり復縁。10年にスコットから受けたプロポーズは断ったものの、11年には第二子妊娠。12年7月に長女が誕生した。さらに14年には、母親を亡くした3カ月後に父親も亡くし、一人っ子だったスコットは精神的に不安定になってしまう。第三子誕生後の15年早々、スコット自身がリハビリ施設入りを望んだが、こらえ性がないため、すぐに出所。さすがのコートニーも、恋人関係を終わらせる決心をした。

 別れた後も子どもたちの親として協力し合い、頻繁に顔を合わせるため、コートニーはスコットの甘い言葉に流されそうになる。また復縁したというウワサも頻繁に流れるため、「ダメンズのスコットとは離れられない過酷な運命」だと世間を心配させている。

 そんなコートニーと同じ恋愛体質なのが、一族の末娘カイリー。タトゥーだらけのハードコアな黒人ラッパー、タイガに憧れ、17歳の誕生日パーティーで彼を射止めたといわれている。タイガはパーティーの2日後、子どもまでもうけたモデルのブラック・チャイナを捨てた。カイリーとタイガは一緒に過ごす時間が増えたが、成人である18歳になるまでは肉体関係を結ぶことは違法となるため、「仲の良い友達」と主張してきた。だがカイリーは明らかにタイガにゾッコン。母クリスも自身が17歳の時から亡きロバートと交際を始めていたため、なにも言えず。18歳になってから2人は関係をオープンにし、所構わずイチャイチャしまくるようになった。

 リアリティ番組では、タイガとケンカして泣くカイリーを心配するケンダルの姿も放送されたことがある。しかし、あっさりと仲直りしたため、ケンダルは「やっぱりね」と白目をむき、世間もため息をついた。金銭的に問題を抱えているタイガに貢いでいることから、「コートニーを超えるダメンズ好き」と見られているカイリー。ダメンズと姉妹の騒動は、連日のようにタブロイドを賑わせている。

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