ポルノデビューに中2病まで……

薬物中毒にポルノデビューも! ハリウッドの“残念な”2世セレブ

2017/03/11 16:00
chethanx
言動がイタすぎて凝視できない、トム・ハンクスの息子

 生まれる前から注目され、チヤホヤされながら育つ、ハリウッドセレブの子どもたち。苦労を知らないナルシシストが多いため、“自分だって芸能界で頂点に立つことができる”と思い込む子どもが多く、世間から叩かれるケースも少なくない。今年ノーベル文学賞に輝いたボブ・ディランの孫で、ラッパーのパブロも「才能がないのに自信家」「かなりイッてる勘違い男」とバッシングされている。また、中には、親と同じ道に進んだものの、“2世”というプレッシャーに負けてしまい、世間から哀れみの対象となってしまうケースもある。今回はそんな“残念な2世セレブ”を紹介しよう。

■チェスター・ハンクス 26歳(トム・ハンクスの息子 ラッパー兼俳優)

 アメリカの国民的俳優トム・ハンクスには、最初の妻が産んだ長男長女、現妻で女優のリタ・ウィルソンが産んだ次男三男と4人の子がいる。長男コリン・ハンクスはエミー賞にノミネートされるなど俳優として活躍し、2世なのに腰が低いと評判だ。問題なのは、次男でラッパーを本職に選んだチェスター。ステージネームは「チェット・ヘイズ」で、またの名を「ホワイト・チョコレート」。黒人は自分のことを肌の色にちなんで「チョコレート」と呼ぶことが多いが、黒人が築いたヒップホップ文化に感化されたチェットは「ホワイト・チョコレート」と名乗り、両手に拳銃を持ったドヤ顔の写真をSNSに投稿。黒人ラッパーたちを脱力させ、鼻で笑われるようになった。

 そんなチェットが一躍有名になったのは2011年のこと。毒舌で知られるラジオDJのハワード・スターンから「理想のハリウッド夫婦が築いた家庭に育ち、高級住宅街に住み、学費の高い名門私立校ノースウェスタン大学を卒業した白人の坊やが、なんで品のない話し方をしてラップしてんだよ!」「同じ白人でも、デトロイトのホワイトトラッシュ(白人低所得層)出身のエミネムが荒れてるのは理解できる。でも、コイツはトム・ハンクスの息子なんだぜ!?」「こいつは10年にリリースしたフリースタイルで、“スキーポールで突き刺してやる!”ってラップしてんだぜ。ギャングスタ・ラッパーが優雅にスキーなんかするかよ!」と侮辱しまくり。トムに「息子を更生させろ!」と苦言を呈し、チェットは「残念なボンボン」だと笑い者になった。

 ボンボンなはずのチェットだが、14年11月以降は立て続けに笑えないようなことをしでかし、世間から白い目で見られるようになる。まずインスタグラムで「16歳から薬物依存に苦しんできた」と告白し、コカイン依存を克服するため、リハビリ施設に入所。15年2月には飲酒および薬物の影響下で車を運転して追突事故を起こし、被害者から「なんでこんな息子に運転させるんだ!」と、トム夫妻が訴えられる羽目に。6月にはロンドンのホテルの部屋で泥酔し、「コカインを持ってるヤツはいないのか!」と大暴れ。そのまま部屋を後にし、警察から指名手配されてしまった。

 また、インスタグラムで黒人の友人を「オレのニガー」と表現。「ニガー」とは黒人間で「マブダチ」というニュアンスで使われる言葉だが、もともとは白人が黒人を蔑視して使った差別用語。大問題に発展したが、本人は「ヒップホップっていうのは人種じゃない。文化だ。オレの文化だ。だから、ニガーって言葉を使ったって問題ないんだ」と主張。黒人社会から「トム・ハンクスにニガーって言われるんだったら、いいぜ、兄弟! って思うけど、コイツはね……」と苦笑いされた。

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