テレ朝のドル箱も今は昔?

『相棒』及川光博&六角精児“復活”の禁じ手も……「14%台低迷」で迫りくるXデー

2017/02/11 10:00
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『相棒』(テレビ朝日系)公式サイトより

 2月8日に放送されたドラマ『相棒season15』(テレビ朝日系)最新話である第14話の平均視聴率が、14.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。同話には、『相棒』シリーズを卒業した及川光博と六角精児がゲスト出演し、ファンの間で話題を呼んだものの、視聴率は伸び悩みをみせた。

 『相棒』は、水谷豊演じる警視庁「特命係」所属の主人公・杉下右京(水谷豊)が“相棒”とともに事件を解決していく人気シリーズ。2月11日に、映画『相棒‐劇場版IV‐』が公開されるのに伴い、そのプロモーションとして、映画のストーリーにつながるドラマ版の第13話(1日放送)、第14話が前後編として特別編成で放送されていた。

「1年前に右京と冠城亘(反町隆史)が遭遇した謎の立てこもり事件を中心に描き、元相棒・神戸尊(及川)や鑑識の米沢守(六角)が再登場したものの、第13話は14.6%、第14話は14.5%とパッとしない数字でした。かつて20%近い視聴率を連発していたことを考えると、やはり物足りませんね。主演の水谷は、視聴率をかなり気にしているといわれ、同局の『ドクターX~外科医・大門未知子~』をライバル視しているそう。過去の人気キャラを再登場させるというある意味“禁じ手”を用いて、視聴率上昇を狙ったのでしょうが、思うような結果は得られませんでした」(芸能ライター)

 人気キャラを復活させても視聴率が伸び悩むのは、そもそも『相棒』の視聴者離れが進んでいるからなのかもしれない。

「テレ朝の“ドル箱”だった『相棒』には、明らかに陰りが見え始めています。season15に対しては、『半分の時間で完結する内容を引き延ばしすぎ』『既存キャラを崩壊させてる』『新しいことをやろうとしすぎて、空回ってる』など、脚本への批判の声が上がっています。シリーズを重ねることで、視聴者の目が肥えてきたのもあるでしょう。また昨年、過去の出演者である高樹沙耶の逮捕、成宮寛貴の薬物疑惑報道と引退というショッキングな騒動が立て続けに起こったのも、失速に加担してしまいました。ファンの間でも『もう潮時』『これ以上視聴率を落とす前に終わってほしい』といった声が出るなど、Xデーを視野に入れる人も多くなっています」(同)

 ドラマは伸び悩んでいるが、映画版では大成功といえる数字を記録して、“テレ朝の看板番組”のメンツを保ってほしいものだが……。

最終更新:2017/02/11 10:00
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