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タモリからSMAPへの直筆メッセージ公開のウラ事情――田辺エージェンシーの魂胆とは?

2017/01/06 11:45

 

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『ブラタモリ』(NHK)公式サイトより

 2016年12月31日、SMAPが解散したことを受け、翌1月1日付の「スポーツニッポン」一面では、タモリがSMAPに宛てた“メッセージ”が公開された。SMAPと長年交流を続けてきたタモリならではの温かなコメントに、SMAPファンから喜びの声が飛び交ったものの、一方で「なぜタモリは『スポニチ』にあのメッセージを寄稿したのか、疑問視するマスコミ関係者は少なくなかった」(テレビ局関係者)という。

 タモリが書いた手紙は、「スマップは立派だよ。小さい時からずっとずっとメンバーみんなで力を合わせて、これだけ長い間、一生懸命走ってきたんだ」というねぎらいから始まり、「人生に勝敗なんてないし、どっちがいいとか悪いとか、そんな判定みたいなことなんてどうでもいいんだ。大切なこと、それは引きずらないことだ」「先はまだまだ長い。どこでどうなるかは、わからない」と、終始SMAPの面々に優しく語りかけるような内容になっていた。

 では、なぜ「スポニチ」が、この直筆メッセージの寄稿先となったのか。その背景には、タモリが所属する大手芸能事務所・田辺エージェンシーと「スポニチ」の“蜜月関係”があるという。

「田辺側は、情報を一社だけに流す際、必ず『スポニチ』を指定するんです。また田辺は昨年、同社所属のフリーアナウンサー・夏目三久の“妊娠騒動”で、『スポニチ』に借りを作っていました。昨年8月24日付の『日刊スポーツ』が、夏目と有吉弘行の結婚、そして夏目の妊娠を報じた際、『スポニチ』はその翌日、双方の所属事務所が『事実無根』と表明したことを報道。さらに、9月1日付の同紙では、夏目の独白インタビューを掲載し、本人に報道を完全否定する場を与えました。こうした同紙の働きが功を奏し、今回田辺側は恩返しといわんばかりに、タモリの直筆メッセージを独占公開させたというわけです」(同)

 結局のところ、芸能事務所とスポーツ紙のお付き合いによって企画された直筆メッセージだったようだが、その内容は、タモリの心からの励ましであったに違いない。

最終更新:2017/01/06 11:45
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