2016年10月期ドラマのワースト&ベスト

『逃げ恥』猛追も、『ドクターX』大差でトップ独走! 2016年秋ドラマ視聴率ランク

2016/12/26 19:30

■天海祐希がワースト入り
 次は、視聴率が振るわなかったワースト3作品をご紹介。平均が7.0%だった『レンタル救世主』(日本テレビ系)と『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)は同率10位という結果に。沢村一樹が主演の『レンタル救世主』は、初回から「一部生放送」という珍しい企画を行い、10.2%を記録。ネット上ではジャニーズWEST・藤井流星のアクションシーンや、志田未来の「本音を言う時に会話がラップ調になる」といった演出が話題になっていたものの、最低が5.6%(6話)、最高は初回の10.2%だった。

 初回8.0%でスタートした『Chef~三ツ星の給食~』は、天海祐希演じる一流シェフ(星野光子)がひょんなことから学校給食の調理師になり、奮闘する物語。初回放送後には主題歌を担当した松任谷由実が、自身の公式Twitterに「Chefの初回見た~ 私の『Smile for me』は良かった。 次週に期待っ!」と、暗に内容を否定するようなツイートを投稿し、大きな話題となった。しかし、肝心の視聴率は上がることなく、4話で4.9%の最低値を出し、最高は初回や最終話など複数回で記録した8.0%で終わった。

 そして、秋ドラマのワースト1位になってしまったのは、歌舞伎俳優・市川海老蔵が主演を務めた時代劇『石川五右衛門』(テレビ東京)。1ケタ前半が多い金曜午後8時枠のドラマだったが、初回は6.0%とまずまずの視聴率をマークしていた。前クールの伊原剛志主演『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~』(テレビ東京)の平均3.3%を上回り、全8話の平均は4.0%。同枠は、来年1月20日から北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎出演の人気シリーズ『三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~』がスタートする。

 このほか、初回視聴率ランキングでベスト3位(13.1%)に入っていた織田裕二主演の『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)は平均10.5%(全10話)で惜しくも4位に転落。また、Hey!Say!JUMP・山田涼介が初の“月9”主演を務めた『カインとアベル』(フジ系)は、全10話がすべて1ケタという悲惨な状況となり、平均は8.2%だった。

 17年の1月期は、SMAPの木村拓哉にとってグループ解散後初の主演作『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)と、草なぎ剛主演『嘘の戦争』(フジテレビ系)など話題作が待機。まずは初回視聴率の結果に期待が高まる。

【2016年秋ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全11話/21.5%
2位『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系・火曜午後10時)全11話/14.5%
3位『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/12.4%
4位『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系・日曜午後9時)全10話/10.5%
5位『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系・金曜午後10時)全10話/10.2%
6位『THE LAST COP/ラストコップ』(日本テレビ系・土曜午後9時)全10話/8.3%
7位『カインとアベル』(フジテレビ系・月曜午後9時)全10話/8.2%
8位『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/8.1%
9位『キャリア~掟破りの警察署長~』(フジテレビ系・日曜午後9時)全10話/7.2%
10位『レンタル救世主』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)全10話/7.0%
10位『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系・木曜午後10時)全10話/7.0%
12位『石川五右衛門』(テレビ東京・金曜午後8時)全8話/4.0%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第二位以下を四捨五入。2クール連続で放送する『相棒』『科捜研の女』(ともにテレビ朝日系)はランキング対象外とする。

 

最終更新:2016/12/26 19:30
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