『イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。』著者・音咲椿さんインタビュー(前編)

「ドイツ人男性のセックスは最高だった」“外専女子”が語るイケメン外国人との恋愛

2016/12/25 15:00

■欧米の男性のほうが、恋愛に対するモチベーションは絶対的に高い

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イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。』(ぶんか社)

――そもそも、出会い系にいる欧米人男性がロクでもないのでは、という気もしますよね。それにしても、なぜ外国人男性と付き合いたいと思うようになったんですか?

音咲 昔は、大学に行ったら留学しようと思っていたんです。けれど、美大に進んだら忙しくて、それなりに充実していたりで、だんだんと海外への憧れが薄れていった。そのまま、卒業後、日本人と結婚したんですけど、離婚して。で、その後に、今度は別の日本人男性と事実婚したんですが、この破局でかなり痛い目にあったんです。その男性、マザコンだったんですよね。それで、わたしと母ちゃんとの板挟みで、何も言えなくなってしまっていたんです。それが、ある日反撃してきた。「ベルリンに3カ月間、勉強しに行きたい」って言ったら、突然、がらっと顔色が変わって「君は僕の奥さんになる人なんだよ」と。そこから亀裂が走って、向こうの味方には義母がついて。で、調停まですることになって、もうボロボロになりました。ようやくのこと、別れた後に思ったことは、「誰かに愛されたい」ってこと。でも、マザコンも日本人もまっぴら、この傷心をいやすには外国人しかないって思ったんです。

――なるほど、日本人との恋愛に辟易した結果、外国人男性に走ったというわけですね。

音咲 そうです。それに、わたしは、付き合っても結婚をしてもずっと恋愛をし続けたいんです。外国人って、愛情表現が豊かで、恋をし続けてくれる。実際に、日本と欧州の計4カ国の男女に結婚観などを聞いた2015年度の内閣府の国際意識調査でも、「いつも恋愛をしていたい」の割合は、欧州3カ国の平均が26.8%に対して、日本は圧倒的に低くて10.9%なんですよ。欧米の男性のほうが、恋愛に対するモチベーションは絶対的に高い。

 ヨーロッパには30歳すぎて親と住んでいる男はほとんどいないし……それにビジュアルもいいですよね。非日常的。車でいうとキャデラックみたいなもので、日本で連れて歩いていると、みんな振り向いてくれるから、すごくテンションがアガる。「こんなかっこいい人連れて歩いてるんだ」という優越感を持てる。しかも、日本人の男性と違って、向こうから仕掛けてくれる。フランス人のアーティストと出会って「一緒に絵でも描こうか」という話になったことがあったんです。それでスタバに行ったんだけど「隣の席に来なよ」って誘ってくれる。そういうふうに自分への好意を示してくれると、うれしいじゃないですか。

――日本人の男性だと、酷い場合は自分だけ奥のソファに座ったりしますもんね。

音咲 そう! この間も、エクセルシオールカフェで見かけた日本人同士のカップル、たぶんあれは夫婦だと思うんですけど、男が奥の大きいソファにふんぞり返ってるんですよ。堅い材質の椅子に座らせるような男はダメですよね。だったらなんでふたりで座らないの、って。

――見せかけの優しさというか、ただ単にレディファーストのマナーが身についているだけであっても、優しくされるとうれしいものなんですよね……ちなみにベッドではどうなんでしょうか?

音咲 イケてる人、モテてきた人は、やっぱりうまいですよね。ロルフ(仮名)っていう、路上で知り合ったドイツ人男性がいて、この人はイケメンでかつ、白いブリーフを履くくらい自分のルックスに自信のある人だったんですが、やっぱり上手でした。でも、セックスの上手下手、気持ちいい、よくないって心の部分も大きいですよね。ロルフは、ビジュアルもいいし、チンコの具合もいいしで、セックスは最高だったけど、本当に好きだったから、気持ちの問題だった感じもします。

 そもそも、基本的に欧米の男性って、クンニをしないんです。98%はしませんね。フェラはさせられるけど。HIVを恐れてるから、自分からはオーラルセックスをしないようにしてるみたいです。そのくせ、自分がされるのはなぜか大丈夫だと思ってる(笑)。けど、ロルフはクンニをしてくれたし、コンドームもつけなかった。それは互いの気持ちが入っていたからだし、それくらいなわけだから、当然、セックスもよかった。
(大泉りか)

(後編につづく)

最終更新:2016/12/26 15:12
イケメン外国人たちとベッドで異文化交流した結果。
誰だって優しくされたいよね
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