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SMAP存続署名、ジャニーズ事務所“受理”の舞台裏――「たくさんお気遣いもいただいた」

2016/12/15 08:00
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手元に届くと信じてるからね!

 SMAPの存続を願い、一部ファンが立ち上げた署名プロジェクト「5☆SMILE」が、ジャニーズ事務所側に37万3,515筆もの直筆署名を提出した。一時、ジャニーズファミリークラブ(ファンクラブ運営組織)が署名の受け取りに難色を示したことでファンの間に不安が広がったものの、今回無事に受理へと至ったという。いったい、どのような経緯で受け渡しが実現したのだろうか。「5☆SMILE」の中心メンバーに話を聞いた。

 70名ほどのファンによって構成された「5☆SMILE」の活動内容は、「SMAP存続並びにグループ活動の継続願い」と題した通りの直筆署名プロジェクト。関西を拠点とし、9月中旬から“草の根運動”により署名を集め、ネット署名「FINE PEACE」と連携をしながらも11月5日到着分をもって最終受付を締め切った。そして、同プロジェクトは最終的に集まった37万を超える署名について、ファミリークラブへの「持ち込み」を検討。同6日にはTwitterにて「本日FCへ署名提出を打診し受け取り頂けると回答頂きました」と、コメントしていた。

 しかし、東京・渋谷にあったファミリークラブは10月22日で休館。先方は「営業再開すれば持ち込みを受け付けする」と話していたというが、年内に解散が予定されているSMAPには時間が迫っていることもあり、「何とか特別に受け取ってもらえないか」と打診したところ、「残念ながら特別扱いはできない」との答えが返ってきたという(既報)。

 11月26日にプロジェクト側が現状の経緯をTwitterで説明した結果、「#ジャニーズ事務所署名受取拒否」というハッシュタグが飛び交うなど、ネット上は大騒ぎに。それから一転、およそ2週間後の12月11日、「5☆SMILE」はTwitterを通じて「373515人+FinePeace 5494人を合わせて先ほど12月11日11時にファミリークラブ様へ無事提出致しました事をご報告致します」と、報告した。

 膠着状態を脱して受理に至るまで、「5☆SMILE」とジャニーズサイドでどんなやりとりが行われたのか。前回に続き、同プロジェクトのメンバーが取材に応じてくれた。

――11月の段階で、先方は直接の受け取りを半ば拒否した形でした。その後、受け取り方法や日時など、どのような話し合いが持たれたのでしょうか?

「ファミリークラブには、最初に電話でお話しした際も郵送を勧められていました。その後も『とにかく郵送のみ』と言われ、“持ち込みたいけど、かなわないなら郵送も……”と検討し始めた頃、署名は信書だということと、宅配便やゆうパックでは署名が送れないと知ったんです。そこで、『どうしても持ち込みしかなく、ご迷惑とは思いますが11日にお持ちします!』という書面をたくさん送ったところ、先方から連絡をいただき、受け取りの相談に応じてもらいました」

 集まった署名は東京・渋谷にあるジャニーズ事務所の新オフィスに提出。朝日新聞の取材班がその現場に同行していたようで、11日配信の朝日新聞デジタルなどでは、いくつもの白い箱を運ぶ「5☆SMILE」メンバーの写真を掲載していた。また、偶然居合わせたとみられる一部のTwitterユーザーが、「ジャニーズ事務所の前で何か運んでたけど…何の騒ぎ?」という一文とともに動画をアップ。黒いスーツ姿の男性や、私服姿の女性陣が箱を台車に乗せて運ぶ光景が映っていた。

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