野村周平もアミューズ支えてよ!

星野源、体調回復も心配の声やまず……「アミューズの屋台骨担う」プレッシャーと疲労

2016/12/05 19:20

 先月29日から体調不良で休養していた俳優で歌手の星野源が12月2日、公式Twitterを更新。現在放送中のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の撮影に戻っていることを報告し、ファンを安堵させた。

 星野は出演予定だった音楽特番『ベストアーティスト2016』(日本テレビ)の出演当日、過労から出演をキャンセルし、ネット上では心配の声が上がっていた。

「彼は前日の深夜1時~3時まで生放送のラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演していました。また翌日の『ベストアーティスト』放送前も『逃げ恥』の撮影現場にいたといわれています。同作品は好調を受け、最終回の前話(12月13日)と最終回(20日)の2週ともに15分拡大されることが決まったため、撮影スケジュールもかなりタイトになっています。視聴率もうなぎのぼりですが、彼の疲労度もまさにピークに達しているでしょう」(芸能ライター)

 主演ドラマや深夜ラジオに加え、NHKのコント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』、同局の大河ドラマ『真田丸』にも出演、さらには雑誌の連載も3本抱えている。もちろん音楽活動も並行して行っているわけで、もはや多忙ぶりでいえば売れっ子若手芸人のようだ。

「ただ、『真田丸』に関しては、10月中にすでに彼の出演シーンは撮り終えています。ちなみにクランクアップの日、収録現場に『逃げ恥』の主題歌で自身の楽曲『恋』がいきなり流れ、星野は鎧をつけたまま恋ダンスを半ば強制的に踊らされたと、ラジオで明かしていました」(同)

 だが『真田丸』が終わったからといって休む暇はない。大みそかの『NHK紅白歌合戦』が終われば、来年1月に開催されるパシフィコ横浜での2デイズワンマンライブのリハーサルが待っている。

 そんな中で頭をよぎるのは、4年前の2012年、31歳のときに彼を襲ったくも膜下出血だ。その際は静養のため1年間活動休止を余儀なくされた。さらに翌 13年に復帰を果たすも、やはり治療の経過が思わしくないことから再び休養に入り、その後再手術。翌14年の日本武道館ライブで復帰するまでの都合8カ月間、またもや芸能活動を休止しているのだ。

「また今年の9月には、テレビ朝日系『MUSIC STATION ウルトラFES 2016』の出演後に熱を出し、その夜の『オールナイトニッポン』を欠席、代役としてPerfumeが務めています。また先月7日放送の同番組も、前日に起こした食あたりのために高熱と頭痛に見舞われながら生放送を乗り切っています」(同)

 彼もすでに35歳、まさに満身創痍といった状態で仕事をこなしている理由は、自身の旺盛な「仕事欲」もあろうが、周囲からの期待を感じているからではないかと関係者はみる。

「彼は、音楽業については昨年3月からそれまでの事務所から所属をアミューズに移しました。アミューズといえば福山雅治がいますが、彼の結婚後の急失速により、その屋台骨を、星野が担う空気ができつつあるのです。星野は少なからずそのプレッシャーを感じているのでは」(制作会社スタッフ)

 今回の『逃げ恥』のヒットにより、星野の次回作への期待はさらに高まることは確実だ。また彼が月曜パーソナリティを務める『ANN』の裏番組は、同時間帯トップを独走する『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)。鳴り物入りでスタートして半年が過ぎ、いよいよ聴取率で結果を出していかないと、そのキャリアにも傷が付く。

 こうしてまさに正念場といえる人生の局面を迎えている星野だが、くれぐれも体調にだけは気を付けてほしいものだ。そして、今の時代スキャンダルも命取りになるので要注意だろう。
(後藤港)

最終更新:2016/12/05 22:13
『日経Health(ヘルス)2016年12月号』
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