レコード大賞「1億円買収」のブラック企業・LDHで、情報漏えいの“犯人探し”激化中!

2016/11/10 10:00

 あとでその関係者に会話の内容を聞いたところ、店で飲んでいたメンバーのプライベートな話だった。このスタッフのように、プライベートでもこき使われているスタッフが不満を抱き、その腹いせに事務所の内情を暴露してもおかしくはない。

 ブラック企業などの問題に詳しい労働ジャーナリストは「団結力や一体感を強く打ち出す会社ほど、問題が起きやすい」と話す。

「正月に社長の自宅に社員が集合したり、上司が部下を引き連れて食事に行ったり、部下に忠誠心を強要するような会社は、かつての高度経済成長期にはよくありましたが、このご時世にいまだそういう社風だと、社員ひとりひとりが自立しにくく、功績を上げても“チームの力”にされてしまい、モチベーションを下げる結果になります。かといって、その不満を社内では言えない服従的な空気があるので、その結果、最後の手段として、マスコミやネットに暴露するケースを生みやすい」(同)

 精神的なつながりや団結力をやたら打ち出すLDHも、これに当てはまるのだろうか? 続発するゴシップの連鎖は、まだまだ続くのかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/11/10 23:59
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