虚しい世界を目の当たりにした「タワマンパーティ潜入記」

 みなさんこんにちは、みほたんです。今回はタワーマンションで行われるホームパーティ形式のコンパ・タワマンパーティに参加してきました。三重から上京して早3年目、やっとここまで辿り着いたぜ! 以前一緒に渋谷の相席ラウンジに行ってくれたNさんが約束通り誘ってくれたのです。こういうのはツテがないと参加できませんからね。Nさんは過去に同じようなパーティに参加したことがあり、それ以降声がかかるようになったそうです。

 場所は、最上階に芸能人も住んでいると噂される六本木の有名タワーマンション。会場と言ってもお家なので、普通にインターホンを押して中に進んでいくのですが、私は初のタワマン入館にこの時点で大はしゃぎ。コンシェルジュがいる受付とシャンデリアが輝くエントランスを抜けて、いくつかエレベーターを乗り継いで上を目指します。いちいち驚きの声をあげそうになるのを必死で堪えました。

 部屋を探しなら通路をウロウロしていると、同じく参加者らしい男性に声をかけられました。案内もそこそこにさっそく「連絡先教えてよ!」と言われましたが、「後で会うと思うのでまた中で~」と冷静にかわすNさん。「こんな感じでめちゃくちゃ連絡先聞かれると思うので!」と教えられ、さっそくタワマンパーティの洗礼を浴びました。

 パーティと言っても、特に何かプログラムがあるわけでもなく、参加者は好きな時間に来て適当に帰ってOK。お酒は冷蔵庫の中にはチューハイやビール、リビングのカウンターの上にはテキーラやシャンパン、日本酒なども用意されていました。特に高級なものがあるわけではなく、そこはあくまでも普通の宅飲みと変わらない感じです。食べ物もピザやお寿司などのデリバリーが時間差でいくつかきて、それをつまんでいました。

 ちなみに女性の会費は無料、男性は数千円……と女性向けの案内連絡には書いてあったのですが、実際、男性は数万円支払っているそうです。つまり、それくらいの金額をポンッと払えるような稼ぎのある男性しか来ないとのこと。そう聞くと、年齢層高めか!? と思いきや、この日の参加者を見る限りは20代~30代、見た目も若くて小綺麗な人が多かったです。

 この日はいつもより参加者が多かったらしく、座る場所を探すのも一苦労。Nさんと何とかソファのスペースを見つけて乾杯すると、さっそく男性2人組が「横座っていい?」と近づいてきました。「名前なんていうのー?」と相手が軽い調子で会話を始めようとしたところでNさんが「いや、ここで前に会ってますよ」とまた冷静な切り返し! 男性はさーっと引いていきましたが、あとから聞くと何度もデートにも誘われているらしく、それでも覚えていない失礼野郎だったようです。

 女性参加者も気になったので何人か話しかけてみると、過去何度か参加している人たちもいて、男女ともにメンツがかぶってきて少々やりづらいとのこと。先ほどの失礼野郎みたいな案件も珍しくないようです。女性陣の職業はOLや美容系、看護師など普通のお仕事をされている方がほとんどでしたが、たまに謎のパーティ主催者なんかもいて「他にもこういうイベント誘うから連絡先交換しましょ」と声をかけられることも。こういうコミュニティはこうやって広がっていくのか……!

 人が増えてきたので他の部屋も覗いてみると、奥にはどでかいベッドのある寝室が! ヤリ部屋か!? とワクワクしましたが、疲れた女の子たちが避難して談笑していただけでした。なんていうか、こういうところに初めてきたので、男性陣よりも部屋が気になってしまう! トイレもお風呂も高級ホテルみたいなんだもん。いや、高級ホテル行ったことないですけど。ベランダに出て夜景をバックに写真も撮って、一通りタワマンにはしゃぎ終わった頃には、人の出入りも落ち着いてきたようなのでまたリビングに戻りました。

◎彼らが賢いのでしょうか?

 いろんな男性と話しましたが、印象的だったのはみんなご丁寧に名前と職業をセットで教えてくれるんですよね! 「経営者やってる○○だよ」「××です。仕事はコンサルね」なんて具合に。中でも最高に面白かった人は、突然腕をつかまれて「俺、神経科医なの。ちょっと座って」とソファに座らされ、「神経科医ね、わかる?」とご丁寧に名刺も見せてくれ「神経科医の△△△△だから。覚えといて。とりあえず連絡先教えて」とコミュニケーションのかけらもないお医者さん。LINEの第一声も「神経科医の△△△△です」って、もうどんだけアピールしたいんだよ!

 仕事アピールする人の他にも、「俺も六本木住んでるんだよ」と自宅の写真を披露してきたり、誰とも会話らしい会話に発展することはありませんでした。数人はイケメンで話も面白くて華やかな職業の人もいたのですが、彼らはあくまでゲスト的な存在とのこと……。うぅ、紛らわしい。

 「とりあえず、みんなお金持ちだっていうことはわかりました」とNさんに言うと、「お金だけ持っててナンパする度胸はない、こういう場所でしか女の子を見繕えない人たちですよ」とこれまた冷静すぎる分析。

 確かにみんな面白い話をするわけでもなく、ノリがいいわけでもなく、女の子たちを褒めたり楽しませてのせようとしているわけでもない。ただ「いい仕事してますよ」「いい部屋に住んでますよ」というスペックアピールしかしていない! しかも、悲しいかな、みんなブサメンでもないし、何だったらオシャレな人もいたんです……。なんか、もっとみんな頑張ろうよ! って思うわけですよ。いや、ある意味省エネで賢い方法とも言えるのかなぁ……。

 終電が近づき、だいたいの人とは喋ったので部屋をあとにしました。帰りのエレベーターで他の女性参加者の何人かと一緒になったのですが、「つまんなかったね! パエリア美味しかっただけだわ」「マジ収穫パエリアだけ」と衝撃の会話を聞いてしまいました。

 稼いでいても、良い部屋に住んでいても、パエリアより魅力のない男たち……! 確かに「うちも六本木のタワマンだからおいでよ」とか「美味しいフレンチ連れていくよ」とか声をかけてもらって、その誘いには惹かれました。でも、そこでまた空っぽな会話が待っていると思ったら……うーん、悩む!

 普段は知り合えないような男性ばかりだったタワマンパーティ。お医者さんでも経営者でも、面白くて魅力的でかつ稼いでる人は世の中にたくさんいるはずなんですよ。でもうっすい人脈をつたって参加費無料で知り合えるような場所に行っても、同じようにうっすい人しかいないんだなぁということがよくわかりました。

 次の日の朝、寝起きで見た一発目のLINEは「神経科医の△△△△だよ、覚えてる?」。いや、さすがに覚えたわ!

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