一ノ瀬文香の「夜のお店で働いてみた」レポート

乙女ゲームや2.5次元の世界が現実に! 王子様のような男装ガイドと秋葉原デートできる店

第4回 秋葉原の男装ガイド店「リスティ」

 女のコ大好き! そして新宿二丁目大好きなタレント、一ノ瀬文香です。

 夜の街には、行ってみるのにちょっと勇気のいる個性的な店もありますよね。そういう店で私が実際に働いて、従業員目線とお客さん目線の両方からレポートします。

 新宿二丁目には私がプロデュースするバーがあるのですが、今回はそのバーのお客さんから紹介していただいたお店、秋葉原にある男装ガイド店「Re.sty(リスティ)」に行ってきました。女のコが男性の格好をして働く男装系のお店には、さまざまなセクシュアリティの従業員が働いているからか、二丁目ともつながりが多いのです。

■“2.5次元のキャスト”が真心を込めて癒やし、夢を守る

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今回は男装に挑戦!

 リスティはイケメン男装キャストが、秋葉原を中心とした東京都内でのガイドを「お嬢様」(お客様)に提供するお店です。お茶やお酒、食事などをしながら、キャストとの会話を楽しむ目的で利用することもできます。

 AKB48の番組『AKBINGO!』(日本テレビ系)などの男装企画において、スタイリスト兼アドバイザーも務めているお店で、今年の東京ゲームショウでは乙女ゲームのPRを担当。リスティのブースには、4日間で1,000人もの女のコが「ベッドドン」(壁ドンのベッドバージョン)を体験するために集まりました。ゲームショウ全体で最も人が集まったブースだったそうです。

 利用できるお嬢様は18歳以上(男性も利用可能)。代表のゆづきさんに、どんなお嬢様が多いか聞きました。

「18歳以上のあらゆる年代の方にご利用頂いていますが、特に30~40代の方が多いです。セクシュアリティについてはレズビアンやバイセクシュアルのお嬢様もいらっしゃいますが、異性愛者のお嬢様が一番多いです。職業は主婦や学生、OLや水商売の方などさまざまですが、医師などの堅い仕事の方や経営者など、社会的地位の高いお仕事をされている方が多い特徴があります」

 ちなみに未婚者と既婚者の割合を尋ねると、「4対6くらいですね」とのことでした。それでは、お嬢様はいったい何を求めて、男装ガイドを利用されるのでしょうか?

「癒やしを求めているお嬢様が多いです。キャストは同じ女性なので安心感があり、悩みを相談しやすく、甘えやすいとのご意見を頂いています。また、カッコイイ人を連れて歩きたくてとか、お姫様気分を味わいたくてというご意見もあります。私たちキャストはそんなお嬢様たちのご要望にお応えすべく、2次元の乙女ゲームに出てくるようなキャラに近い人間、“2.5次元の人”という意識を持つように心がけています。お嬢様の夢を守るため、例えばガイド代はキャストにお支払いいただくのではなく、事務所の受付でお預かりするようにしています」

 人気のキャストの特徴、人気のデートスポット、最も多い利用時間についても聞きました。

「人気のスタッフのジャンルは、ばらばらです。クールでカッコイイ系、可愛い系、お嬢様のご要望はさまざまです。でも、いかにキャストから真心を感じられたかで、リピート指名に違いが出ています。やはり真心が大事ですね。最も多い利用時間・デートスポットは、1~3時間で事務所のある秋葉原周辺と、10~13時間でディズニーランドなどのテーマパークが人気です」

■新人キャストは乙女ゲームをプレイして勉強

 新人キャストには研修があります。今回、キャストの1人で研修担当の侑人さんが指導してくれることになりました。事務所でまず初めに、「リスティガイドマニュアル」に目を通すと、お嬢様をエスコートしていく上で気をつけること、食事の際のマナーや正しい日本語など、あらゆる接客の仕事や接待にも通じることが書いてありました。

 読んだ後、侑人さんが「エスコート中、お嬢様を好きになってください。好きな人に対しては、自然と気遣いたいと思って、優しくなれますよね」と補足。これは高級クラブで働く新人ホステスも、よく言われることですよね。その後、「先に出て事務所の入り口付近にいますので、実際に自分をお嬢様だと思ってエスコートしてください」と言われ、実際に本番と同様の実技を行うことになりました。

 「お待たせしました。一ノ瀬です。よろしくお願いします」と、お嬢様役の侑人さんにご挨拶して、お荷物をお持ちし、手をつないで、自分が基本的に道の車道側を歩きました。道中、歩く速度も確認して……と、ここまではマニュアル通りです。会話は自分なりに考えて、楽しんでもらえそうな話題を探っていきました。

 そして目的地のファミレスに着き、一緒に食事。食べ終わると、お嬢様はいつもの侑人さんに戻り、反省会を兼ねて、細かい接客のポイントを教えてくれました。

 私は食事の前に、使い捨てのおしぼりをそのまま侑人さんの前に置いたのですが、「袋を開けて差し出してあげるといいよ」とか、「コーヒーなどをお嬢様が飲むときは、お砂糖の数を聞いて入れてあげるといい。でもお嬢様によっては、やってもらいたくない場合もあるから、そこは探ってね」といったアドバイスをいただきました。また、私の箸の使い方、ごはんのシェアの仕方などを見てくれていて、「良かったです。慣れてますよね」と褒めてくれ、また「会話がうまいですね。ファミレスに着くまで、わざと膨らましにくい話題を振ったのですが、うまく会話されていましたね」とも言われました。タレントですし、元高級クラブのホステスでもあるので、会話にお墨付きをもらえて、ひと安心しました(笑)。

 しかしその後、「自分はどんな人間だと思いますか? 」と聞かれ、「黙ってると、クールで怖い印象を与えがち。でも慣れたらよく笑うし、中身は結構わんぱくで、すぐ食べ物をこぼしたりとか、“ギャップがあるから可愛い”って女のコに笑われちゃう感じですね(笑)」と返答したら、次のような言葉が返ってきました。

「オムライス食べるときも、一口が大きかったですよね。思わず二度見してしまいました(笑)。そういうギャップは、いいと思います。おいしそうにごはんを食べていて、お嬢様は喜ぶことでしょう。なるべくなら自分に近い性格で自分のキャラを設定して、そのキャラに合わせてお嬢様に喜んでいただける“イベント”を用意してください。例えば、無意識に大きな口でおいしそうに食べていたと思いますが、それを意識して、お嬢様と過ごす時間の中でご提供してください。新人キャストには、乙女ゲームをやって勉強するように言っています」

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キャストが女性だってこと忘れそう

しぃちゃん

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