長谷川豊、高畑裕太、坂口杏里……出版界が狙う“絶対に売れる暴露本リスト”とは?

2016/10/21 10:00

「二世タレントは親から見た視点から語られることが多かったので、息子視点で女優の母親を見た高畑家の内情と、芸能界に入って有頂天になった俳優ならではのオイシイ話なんかを洗いざらいぶちまけられるなら、事件については省かれても、価値ある一冊になるはず。ただ、出せば、タレント復帰は、なお遠のくことになるでしょうけど……」(同)

 そして、坂口に関しては、「正直、賞味期限が短そうなので、早く出さないと意味がない」とする。

「こちらも二世タレントの真実が書けますけど、下世話なことをいえば、母親が亡くなっているので高畑より遠慮がない話ができるはず。借金を抱えた話、AV墜ちまでの経緯と体験談、男性経験など本人の話は序章で終わらせ、芸能界の恥部の暴露がいいですね。清純派アイドルの裏の顔とか。ただ、SNSで他人を口撃してばかりいる坂口のようなタイプは、暴露本の価値が低くなるので、よほど過激な話をしないと大ヒットは難しい」(同)

 こうした暴露本を出す場合、気をつけなければいけないのが、当の「芸能界」への影響だという。

「準備段階で、どのあたりを怒らせるか、危なそうなポイントをリストアップするんですが、出版前に削られてしまうエピソードは非常に多い。それでも、郷ひろみさんの『ダディ』(幻冬舎)は出版後、本人と付き合いを絶った人間はもちろん、出版関係者の中にも出版の経緯をよく思わない人間が多くいたって話です。編集サイドも、覚悟が必要になるんですよ。タレント自身も暴露本によってイメージアップすることはあまりないので、その意味では、捨て身な作業です」(同)

 聞けば、この3人以外で企画書が上がっている暴露本もあるというが、ヒントすら教えてもらえなかった。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/10/21 10:00
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