『妖怪男ウォッチ』著者・ぱぷりこさんインタビュー

「まず自分の理想と現実を知るべき!」妖怪男ウォッチャー、ぱぷりこが語る、幸せになる恋愛術

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『妖怪男ウォッチ』(宝島社)

 ゲスの極み乙女。の川谷絵音が12月から活動自粛となり、「やっと天罰が下ったか」とスカッとした女性は少なくないだろう。いつの世にも女を悩ませ狂わせ苦しませる、不思議な妖気をまとった男性がいるものである……。

 9月に『妖怪男ウォッチ』(宝島社)を上梓したアラサーOLのぱぷりこさんは、「妖怪男」と呼ばれる一癖も二癖もある愛すべきクズ男たちを紹介し、悩める女性の目が覚めるような観察眼を披露している。コンサル男、セフレ牧場経営者、恋心の搾取地主、メンヘラほいほい男……など、「あ〜いるいる、こういう奴」と共感せずにはいられない17の妖怪男の生態を分析した本書は、恋する乙女に少しの恐怖心を与えると同時に、女性が幸せな恋愛、結婚をするために大切なポイントがギュッと詰まっている。

 ぱぷりこさんに妖怪男との出会いから、20~30代の女性の恋愛について、話を聞いた。

■「自己愛モテ女子」がS級クラスにヤバい

――ぱぷりこさんが妖怪男と出会ったきっかけは?

ぱぷりこさん(以下、ぱぷりこ) 父が「THE コンサル男」で、共感という能力をまったく持ち合わせていない妖怪男でした。コスパとロジックのみで考えるような人だったので、「こういう気持ちを理解してほしい」と言っても、「そんなことに使う俺の時間というコストのことを考えろ」と言われたりもしました。兄も似たタイプだったので、もう家が魔窟です。なので、「普通」の基準がおかしかったんですね。

 中高が女子校だったこともあり、まともな男性像を知らずに過ごしてしまったのも大きいと思います。なので、いざ大学で男性に会った時に、周りから「あの人なんか変わってる」といわれる男性でも、「これぐらい普通では? むしろマイルドでは?」と思って接していました。さらに私は「自分が知らないことを知りたい」という気持ちがとても強いので、自分の考えとは違う人や違和感を覚えることにはバンバン質問するのですが、そうすると相手は「自分に興味を持ってくれている」と思って、どんどん自己開示してくることが多かったです。

 あと、友人たちの恋愛話も百鬼夜行でした。女子会は高度なネットワークなので「え、その男なんなの!? どういうこと!?」と皆で話して、さまざまなタイプの妖怪男ナレッジをためていきました。なので、書籍の中には私が出会った妖怪男だけではなく、友人経由で知った妖怪男もたくさん登場します。

――書籍には妖怪男がたくさん出てきますが、ぱぷりこさんのブログには「妖怪女」もたくさん登場していますよね。妖怪女で、ヤバいタイプっていますか?

ぱぷりこ 妖怪女でいうと、「自己愛モテ女子」がS級クラスにヤバいと思っています。彼女たちは自分を崇拝しない人間はすべて「自分に嫉妬している」と思っていて、自分を崇拝する男をはべらせて下僕のように扱います。ですが、自己像は「優しい女神」。もう縁は切りましたが、かつての知人にこのタイプがいて、恋愛相談に乗っていたら、「ぱぷりこは私の彼みたなハイスペ男(典型的なコンサル男)に見初められないから、私に嫉妬してる!」と、裏でものすごい悪口を言われていたことが発覚しました。「父と兄がコンサル男だから、絶対に彼らとは恋愛しない」と何百回も説明しているにもかかわらず、これです。だから「自己愛モテ女子」の子は正真正銘の妖怪なので、目を見たまま笑顔で下がるべき相手です。

 あと、アラサーになると妖怪爆発しがちなタイプは、いわゆる「恋愛体質」の女性。彼女たちの特徴は「失敗から学ばないこと」です。ときめき重視、顔重視といった自分の好みで突っ走る行動力は素晴らしいのですが、彼女たちが付き合う男は、浮気症・DVといった、いわゆる「顔だけはいいクズ男」ばかり。「この人は運命の王子様! と思ってたらクズだった!」という短期恋愛を繰り返し、しかもそこから学びません。このタイプは20代前半なら問題ないですが、アラサーになってくると「結婚したい」願望が強くなって焦り、ますます「好き! 爆発四散!」というサイクルを早める傾向にあると思います。

 あとは、片想いグセがついている子。2~3年好きな人とLINEだけしているとか、たまにお食事に行って終わってしまうとか、それでも本人は恋愛したつもりになっているタイプです。女子会では「大ニュース! 彼のレスが2時間(以内)から1時間(以内)になった!」といった超微々たる変化が最新トピックとして上がってくるんですけれど、だいたい相手には彼女がいるか、既婚者だったというオチが多い。相手との温度差がありすぎて恋愛になっていないのに、本人は結婚まで妄想していたりと、まったく現実を見ていない。このタイプの子は思い込みが激しくなり、占いやスピリチュアルにハマりだすというのが典型的な流れですね。

■自分の理想と現実を知ること

――幸せな恋愛、結婚をしたい男女が多いのに、できないのはなぜでしょうか?

ぱぷりこ 現実と理想のギャップがあると、幸せな恋愛には結びつかないと思います。幸せな恋愛がしたいのにできない、という人の話を聞くと、「自分の現状を知らない」か「自分の理想を知らない」か、あるいは両方を知らない、ということがほとんど。

 さっきのケースだと、恋愛体質の女子や片想いグセがついている女子は現実を見ていないから、自分の現状を知らない。なんとなく結婚できると思っている子たちは、自分がどういう結婚をしたいかという理想を知らない。「結婚したい」と言っていても、「どういう結婚をしたいの?」と聞くと中身が空っぽで、「とにかく結婚がしたい」というだけの人も多いです。

――自分の理想や現実を知るためには、どうしたらいいですか?

ぱぷりこ 書いて整理することですね。「ぱぷりこのお焚き上げ相談」というオンライン恋愛相談をしているのですが、応募要件は「相談趣旨を40字以内で」「現状の詳細」「いま望んでいること、現状がどうなれば、自分にとっていいのか」「ぱぷりこに望むこと」すべてを書く、というもので、恋愛相談にしてはかなり重いんですね。

 ですが、この「系統立てて書いてみる」ということが、思考整理や現実・理想の把握には、とてもよく効きます。相談者の方から「書いているうちに、だいぶ整理されてきました」とか、「書いているうちに自分でわかったので、もう大丈夫です」といった連絡を頂くこともよくあります。

 人間は自分のことをわかっているようでわかっていない生き物だと思っているので、ごちゃごちゃと考えがまとまらないなら、一度フタをパカっと開いて整理することは、すごく有効だと思います。

ネーミングが秀逸

しぃちゃん

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