【messy】

「ケツが汚い」ばかり話題の坂口杏里AVデビュー作をレビュー、納得の布陣だった!

2016/10/06 20:00

10月1日、ついに坂口杏里のAV作品が発売された。実は9月中旬、彼女はひそかにANRI名義のTwitterアカウントを開設していた。開設直後に、今何かと話題の大島みづきと明日花キララがフォローして応援メッセージを送っており、ANRIは「姉 大島みづき 明日花キララ フォローしてくれた うれちん」とコメント。ヘイセイ伊野尾とのシンガポール密会および三角関係疑惑が大きく報じられる二週間ほど前の出来事である。大島みづきの人脈が気になる。

 強引に“AV堕ち”させられた、二本目の予定が立たない、握手会など単体女優としては必須のイベントもバックれかねない等、彼女のメンヘラぶりを危惧する報道もあったが、彼女の本音はわからないとして、このTwitterを見る限りではイベントも意外とやる気なのでは? ちなみに同時に開設したInstagram(@anri19910303)はほとんど更新がない。

 彼女の作品を実際に視聴してみた。DMM.comで購入しストリーミング視聴したのだが、なんと2時間53分もあった。グラビアアイドル(非・着エロ)のイメージDVDのようなライトなもので本番行為さえない、という報道が出ていたが、いやいや完全にAVだった。そして、彼女は本気でAVを続けていこうという意思を(少なくとも撮影時点では)持っているだろうし、制作側も彼女を単体女優として大事に扱っているということが伺える内容だった。

 動画はマスコミ記者会見ふうのシーンからはじまる。誰のデビュー作でもある、いわゆる導入部分で、初体験は高校2年生のときに年上の男性と、経験人数は4人、男性器をおちんちんと呼ぶ……といった事柄を恥ずかしがりながら答えていくANRI。

 絡みは全部で3回あり、プラス水着フェラシーンがある。登場する男優はしみけん、貞松大輔、大島丈という完璧な布陣だ。何がどう完璧かというと、新人女優の緊張をほぐす雰囲気作りに慣れたプロフェッショナルな面々という意味である。貞松さんはねっとり愛撫、大島さんはシブさが完璧(そのうえ非常に優れたメンヘラ愛撫能力を持つといわれる)、しみけんは言わずもがな、いずれも女性人気の高い男優だ。初撮影で心身ともに疲弊することは免れない女優を、最大限気遣った人選だといえるだろう。ちなみにフェラシーンはおそらくザーメンじろーという若手男優が担当していると思う。

ところで、1度目の絡みであるしみけんとのセックスで、四つん這いになってお尻がUPになり、その尻をしみけんが「きれいだね~や~らかい」と言いながら撫で回すシーンがあるのだが、そのシーンを切り取った短い動画および画像がwebで拡散されて話題になっている。

 確かにこれは驚く。ニキビ痕なのか黒い斑点(色素沈着)があまりに多く点在し、割れ目付近の肌は乾燥して荒れている。また、VIOラインの処理が一切施されていない。毛が生えっぱなし、長く伸ばしっぱなしである。ふつう、大々的に売り出すAV女優のデビュー作ともなれば、撮影前にエステサロンに行くなりブラジリアンワックスで整えるなりするのではないだろうか。まして坂口杏里は、そこそこテレビ出演のある芸能人だった。これを「ケツ毛ボーボー」「汚い」と揶揄する声がweb上に溢れかえっているのだが、なんというか、毛に関しては自然体で良いのではないだろうか。AVユーザーは高齢男性の割合が高い。ゆえにキメキメでないナチュラルな陰毛が望まれ、プロダクションや専属契約のレーベルから「整えないでくれ」と要求される女優たちも多いのだ。ただ肌に関して言えば、単体女優として売っていくのだから、メンテナンスの指示や費用を出すなど、もう少し配慮してあげた方がANRI自身のために良いだろう。ワキの下はツルツルであった。

 視聴の結果、完全に普通のAV、ちゃんとしたAVであることが確認できた。そしてまた、彼女が単体女優としてこれからしっかり活動していくであろうことも。そう決めて道を歩きはじめたのであれば、腰を据えて頑張ってほしい。TwitterでもANRIは「芸能からこの世界に飛び込んで、不安だらけでストレスばっかりな毎日だったけど、やるからには誰に何を言われてもどれだけストレス抱えてもトップになりたいなー 自分磨きも頑張る!」と宣言している。ただストレスは抱え込まずうまく解消する方法を覚えた方が彼女自身の生きやすさのために良いと思うが。

 また、彼女のAVを見て「細すぎて抜けない」「汚い」「需要がない」といった男性ユーザーからの意地悪な感想が各所で散見されるが、一方で、「素人っぽくてすごく良い」と評価する向きもある。前述したような生えっぱなしの陰毛・尻毛も、黒ずんだお尻も、やや痩せすぎの手足も、決して大きくない乳房も、さすが元芸能人というオーラはなく、素人感が強い。だがそこがいい、というユーザーもいるわけである。いかにも「人前にさらすべく改造してきました!」というプロ女優もいる中で、素人感を愛好するユーザーにとってANRIは逸材。たとえば陥没乳首の女優やイボ痔持ちの女優もいるが、それもまた「すごくそそる」というユーザーはいる。お人形のように整えられたボディにキメ細かな陶器肌だけが需要を獲得するわけでない業界。まさにエロは多様性、だと実感させられる。

(まい竹城)

最終更新:2016/10/06 20:01
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