サイゾーウーマンカルチャー大人のぺいじ性欲が高まるのは、いつ? 突発的で切羽詰まった欲望を感じるときの法則 カルチャー 【messy】 性欲が高まるのは、いつ? 突発的で切羽詰まった欲望を感じるときの法則 2016/09/15 20:00 性欲を自覚する年齢は、人それぞれです。私がオナニーデビューをしたローティーンのことを思い起こせば、性欲を感じたときにベッドのなかでの秘め事を愉しんでいたわけではないように思います。欲求とはっきりいえないような、ぼや~んとした霞のようなムラムラ感を覚えることもありましたが、それよりも性的な好奇心がきっかけとなって、していたんじゃないかなぁ。習慣になってもいたし。なにぶん遠い昔のことなので、よく覚えていませんが。 処女のころはオナニーが終わると決まって、「あ~、早くセックスしたい!」と思っていました。これも、オナニーでこんなに気持ちいいんだから、たくさんのオトナが夢中になるセックスってどんだけ気持ちいいんだろう……という好奇心からの渇望で、「性欲」とは別モノです。 大学進学とともに親元をはなれて行動の自由度があがり、頻繁にセックスするようになると、さすがに性欲を自覚するようにもなった気がするのですが、セックスをする動機は何も性欲だけとはかぎりません。純粋に肉体的欲求が高まる“性欲”と、相手とのスキンシップや愛情表現を求めて「したい」と思う“性交欲”は分けて考えたほうが私にはわかりやすく、そうするとセックスするのはたいてい性交欲が発動しているときで、性欲はむしろオナニーで解消していました。これは、いまでも変わりません。 ほかの女性たちはどんなときに性欲を感じるんだろう? と興味をそそられたのですが、性欲に関する調査(アンケートではなく、然るべき機関による調査)は案外ないものです。「セックスに積極的になれない理由」「セックスレスの理由」など、“したくない動機”に関する調査はあるんですけどね。ではアンケートレベルではどうかというと、今夏に熟読した『an・an』『Tarzan』『GLITTER』を見なおしたのですが、性欲について問う項目はありませんでした。 ◎男も気になる「女性の性欲」 いま手元にあるものでは情報を得られなかったというだけで、ネットの世界には「女性の性欲が高まる5つのパターン」「女性の性欲がMAXになる瞬間4つ」など雑多な情報があふれ返っています。「生理前」「排卵日前後」という身体のサイクルとリンクするケースと、「好きな人といるとき」「相手と交際したばかりのとき」など関係性から発動するケースに分かれるようですが、これは前者は性欲、後者は性交欲でしょう。あと「ストレスを感じたとき」という意見もあり、これはどの欲にカテゴリーしていいか不明ですが、すごく共感! それにしても、「女性の性欲が高まる時期を知りたい」男性は多いものなのですね。でも性欲が高まる=簡単にセックスに応じる! ということはありません。あなたとしたい、という性交欲を発動させる努力もせずに「できる!」と思うのは、ほんとうに浅はか。ここ数年、スポーツ紙でラブグッズを紹介する連載をしていますが、そこでもこう考える男性が少なくないと感じます。年齢層高めの男性が主な読者ですが、媚薬を紹介したときの反応が異様にいいんですよ。これさえ飲ませれば女性の性欲が高まってムラムラとペニスを欲しがるから、あとは俺様の出番だぜ~というオジサンたちの思考回路が透けて見えます。 いろいろ考えてみましたが、結局、私の“性欲”発動スイッチは特定できないままです。生理前はPMSがあるので性欲だだ下がりだし、排卵日前後もこれといった変化ナシ。でも、最近、ひとつ気づいたんです。 膣カンジダが発症すると、むっちゃムラムラする! 今年1月に「カンジダになって実感した、シモのトラブルをカップル間で話しにくい理由」とコラムに書きましたが、なんと現在、2016年が始まって以来9カ月で4回目のカンジダ発症中です。免疫弱りすぎだよ、自分……。症状をはっきり自覚する前、つまり外陰部のかゆみが出たり白濁したおりものが出たりする前、になんだかアソコがむずむずして、それにともなって脳もソワソワして、したくてしたくてたまらなくなる! ◎ほかに何も考えられないほど 彼と抱き合いたいというタイプの欲求ではなく、「もう何でもいいから挿れたい!」という感じの、直接的で切羽詰まった欲求です。彼の存在が頭にないわけではないのですが、セックスに至るまでの過程を考えると、まだるっこしい~~~~。そういうのすっ飛ばして、手っ取り早くこの欲求を解消したいんですー!! と叫びたいぐらいの衝動で、私の場合、自宅に帰れば挿れるもの(バイブ等)はいくらでもあるのですが、日中、仕事しているときにかぎってこの現象が起きるので、ほとほと困ってしまうのです。 どういう原理かは知りませんが、かゆいと自分が認識するよりもっと前段階の刺激を、脳が「性欲」と勘違いしているようです。私は性欲というのは脳からはじまって、それで身体がなんだか落ち着かないモゾモゾした感じになるのだと思っていましたが、身体に反応して脳が欲求を発動する、ということもあるのですね。人体の不思議を感じます。 「家に帰ったら思いきりしよう!」と仕事を早めに切り上げるのですが、帰宅するころにはかゆみが強くなり、おりものが出はじめ、「あ、カンジダでしたか……」とやっと気づいて婦人科に予約の電話を入れる、というのがお決まりのオチ。そろそろこのパターンに慣れてもいいころなのですが、そのときに感じる欲求が強すぎて、まともな判断力も奪われてしまうのです。結果、欲求を満たすどころか、しばらくは禁欲生活……。突発的&強烈にわきあがる性欲のツラさだけが、記憶に残るのです。 ■ 桃子 オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。 最終更新:2016/09/15 20:00 次の記事 テリーの“股間至上主義”的考え >