仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

坂口杏里は「男好き」なのか? AV出演のきっかけは“ホスト豪遊”報道への疑問

2016/09/08 21:00
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『水玉タレントプロモーション 坂口杏里』/株式会社ジェイ・フォース

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「男の人が好きなんでしょ」岩下尚史
『5時に夢中!』(TOKYO MX、9月6日)

 簡単そうで、難しいもの。それが、芸能界における“おバカキャラ”ではないだろうか。女優・坂口良子の娘としてデビューした坂口杏里は、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、良子が「頭があまりにも悪すぎて、洗濯機につっこんで洗ってやりたくなった」と嘆くほどの勉強嫌い。おバカキャラで売り出すのは当然と言えば当然だが、適性があるとは言い難い。杏里のおバカエピソードは、単なる知識不足であり、当意即妙もできないので、笑いを作り出せないように思う。

 その後、「母親が好きすぎて、誰にも渡したくなくて再婚を認めなかった」くらい愛していた母・良子が急逝したことで、杏里は母娘共演の機会を失った。またお笑い芸人・バイきんぐの小峠英二とのデートを写真週刊誌にキャッチされて注目を集めるが、小峠が「どうなるかわからない」などと終始腰の引けたコメントを繰り返していたことや、ホスト遊びを報じられたことで、小峠との恋愛は単なる話題作りと見る向きもあり、実際、小峠との破局後、テレビへの露出は激減。こうして杏里は、テレビに出る“口実”をなくしてしまったのだ。

 その代わり、杏里が話題になるのは、メンタルの不安定さや、整形疑惑、拒食症とも思える激ヤセだった。激変した顔と体は不自然かつ不健康で、整形や拒食症疑惑が持ち上がっても仕方がないだろう。

 このまま世間から忘れ去られるかと思っていたところ、「週刊女性」(主婦と生活社)が杏里のAV出演を報道した。同誌によると、杏里はホストクラブで豪遊するうちに親の遺産を使い果たし、借金を作ってしまい、その返済のためにAV出演を決めたそうだ。

 9月6日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、作家の岩下尚史氏は、杏里について「男の人が好きなんでしょ」とコメントしていた。男が好き、男が欲しいから、ホストに入れあげたと岩下氏は考えたのだろうが、私にはそうは思えないのだ。

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杏里、みんなが想像していたような道を行っている
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