風俗店経営者・鬼頭大輝氏インタビュー

風俗店男性スタッフの労働環境とは? 経営者が語る、体育会系でブラックな実態

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風俗店「男性機能鍛錬道場」経営者・鬼頭大輝氏

 「風俗店の男性スタッフは、労働時間が長くて体育会系」そう語るのは、M性感「男性機能鍛錬道場」を経営する鬼頭大輝氏。M性感とは、男性側が受け身になって、女性セラピストから性器や肛門へのマッサージを受けられる風俗店だ。風俗嬢の労働問題に関しては多くのインタビュー記事を見かけるが、男性スタッフがどのような仕事をしているかは、あまり知られていない。そこで、今回は、風俗店の男性スタッフの労働環境について、風俗業界に詳しい鬼頭氏に話を聞いた。

■風俗業界の男性スタッフは、拘束時間が長く、体育会系

――男性スタッフの業務は、キツい仕事も多く、すぐに辞める人が少なくないと聞いたことがあります。

鬼頭大輝氏(以下、鬼頭) 私は今、ホワイトな働き方のできる店を経営していますが、昔、私も大手のキツいところで働いていました。自分自身ブラックな労働環境を経験してきたので、スタッフの労働体系にはかなりこだわりを持っています。日本中探しても、うちほど男性スタッフの労働環境がホワイトな風俗店は、ほとんどないと思いますよ。

――「キツい」というのは、例えば、労働時間が長いといったことでしょうか?

鬼頭 仕事って、給料が良いだけでは、やっていけない部分があるじゃないですか。ある程度、仕事しやすい環境や、休日が必要です。これは一例ですが、私が働いていた店は、朝9時頃出勤し、夜中の1時頃退勤する形で、食事をとる暇も休憩する暇もなく、常に動いていました。通勤に1時間くらいかかっていたので、帰宅したら食事をして、現在の妻で当時は同棲していた彼女と少し話していたら、寝る時間が2~3時間しかないとか、毎日そんな感じで、体がおかしくなっちゃいましたね。

――そうなると、彼女も大変ですよね。

鬼頭 彼女はキャバ嬢をやっていたから、業界のことを知っていたし、ある程度理解があったんですよ。でも、体力的には、本当にキツかったです。

――男性スタッフは、具体的に、どのような仕事をするのですか?

鬼頭 おかげさまでうちの店は忙しくさせてもらっているので、電話応対と女性のシフト管理と女性への給料の精算でいっぱいいっぱいですが、一般的な店は、もっとやることが多いです。他店でかなりの時間を割いている仕事が、サイトの更新。いろんな風俗の情報サイトがあって、そこで「今日は、この女性が出勤している」「今日は、これからこんな割引をします」などといった更新をするんです。昔、私が勤務していた店は100サイトくらい登録していて、そのサイトの更新を1日4回くらいやっていました。この更新作業に、結構時間がかかっちゃうんです。その他にもくだらない雑用が色々あるので常に何かをやっている感じです。

――細々した作業が多いんですね。

鬼頭 そうですね。今は法律によって、店舗や受付を構えない無店舗型の店しかオープンできませんが、昔から経営が続いている箱型(店舗型)のヘルスやソープランドは、特に体質が古く、ブラックな傾向です。ソープって、だいたい日の出の時間の5時から夜12時くらいまで営業をしているんです。昼の3時から入り、営業時間が終わって、そのまま日の出のオープンの時間を迎え、昼過ぎあたりまで働く、「通し」と呼ばれる特殊なシフトなんかもあります。このシフトだと、ほぼ24時間、店にいることになります。

――営業時間外には、どんな仕事をするんですか?

鬼頭 夜12時に営業が終わって、部屋の掃除やバスタオルの交換、備品を揃えたりしながら色々な準備や作業をしていると、もう夜が明けて、日の出のオープンの時間になってしまうんですよ。肉体労働なので、本当にキツい仕事です。店によっては、勤務している女性に「タバコ買ってこい、飯買ってこい」と、パシリに使われることも多いです。ハッキリ言って効率よく詰めれば、うちの店みたいにホワイトな働き方ができるとは思うのですが、業界の体質的には私のようにスマートなものの考え方ではなく、昔ながらの根性論で、代わりはいくらでもいるというスタンスなんです。それなのに、日給は10,000円前後。

――ハードワークなのに、薄給なのですね……。

甘い言葉には裏がある

しぃちゃん

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