[ジャニーズツッコミ道場]

この夏、“確変”に突入した 7人体制Love-tuneの「勢いと安定感」を考える

2016/08/29 21:00
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あらんちゃんの大胆な起用例

 ジャニーズJr.ユニット「Love‐tune」が誕生したのは、2016年春、ジャニーズJr.のシアタークリエ公演「ジャニーズ銀座2016」がきっかけだとされる。そのLove‐tuneが、この夏、大幅バージョンアップ感を醸し出してきた。

 近年のジャニーズJr.は、Mr.KINGにPrince、SixTONESにSnowMan、ふぉ~ゆ~、Travis Japan、MADE、They武道など、ユニットが多数いる状態。15年後半にはHiHi Jet(現HiHi Jets)に天才Genius、Classmate Jも新たに登場、16年の「ジャニーズ銀座」の公演は、公演日程が、ほぼそのユニットごとに分けられるという、実質“ユニットクリエ”状態だった。

 そんな、ユニットの名前がズラズラ並ぶ中、当初個人名と「ジャニーズJr.」名義で記されていたのが現Love‐tuneの面々。母体となるバンド系ユニットの括りがあったが、それに気づいたジャニーさんは、「YOUたちも名前、つけちゃいなヨ!」と、Love‐tuneが誕生した。

 読み方は“ラブ・チューン”でなく、“ラブ・トゥーン”。同時期にKAT‐TUNが充電期間に突入したこととは特に関連はないと思う。この時点でのメンバーは、安井謙太郎、真田佑馬、萩谷慧悟、森田美勇人の4人。それぞれ人気のある顔ぶれだが、ユニットとして後発だったことや、現在は主流でない“バンド推し”ということで、グループ名が付いたものの、Jr.内の序列的にはそこそこといった位置づけだったように思う。

 しかし、そんなLove‐tuneがいきなり確変する。

 上記のクリエ公演の幕が上がったところ、そこへ3人のメンバーが加わった状態でパフォーマンスが披露された。この時点では正式なアナウンスはされなかったが、公演のほとんどを7人で行った。新たな3人は、諸星翔希、阿部顕嵐、長妻怜央。

 まず諸星は、Eテレ『Rの法則』などに出演し、そのトーク力と“顔芸”には定評があり、15年クリエでも「モロササイズ」という暑苦しい(?)お笑いコーナーが好評だった。笑いばかりでなく、アメリカへのダンス短期留学やKinKi Kids・堂本光一舞台「Endless SHOCK」へ参加したことでダンスの実力も身に付け、グレードアップしてクリエに凱旋したような存在である。

 阿部は、森田と同じジャニーズJr.ユニット・Travis Japanの兼任メンバーである。ファンの人気も高く、雑誌の「ジュニア大賞」の恋人にしたいJr.部門でも上位に食い込む。さらに、『49』(日本テレビ系)や『お兄ちゃん、ガチャ』(同)などドラマ出演もこなし、14年の『近キョリ恋愛~Season Zero~』(同)では、山下智久が劇場版で務めた主人公の高校時代役で主演している。

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