仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

高畑裕太の強姦致傷逮捕に「もったいない」――西川史子女医の発言を憂う理由

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「もったいない」ってどういうこと?

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「もったいないの一言ですよね」西川史子
『ノンストップ!』(フジテレビ系、8月24日)

 二世ブームの芸能界において、頭一つ飛びぬけた感があった女優・高畑淳子の息子で俳優の高畑裕太が、宿泊先のホテルの女性従業員に強姦致傷を働き、逮捕された。

 誰も予想だにしない事件だが、その後の反応の方が、私には衝撃的だった。日刊スポーツは高畑の逮捕後に、被害を受けた40代女性を「美人でスタイルがいい人」と報じたからだ。

 なぜ、被害女性の外見を報じる必要があるのか理由は書いていないが、推測するのなら「人気芸能人が、40代女性のようなオバサンを襲うわけがない」「むしろ、高畑が襲われたのでは?」と疑う読者のために、丁寧に“解説”してくれたのではないだろうか。強姦の“被害者”として成立するには、若さと美しさにあふれた“選ばれし女”でなければ、男性にはお認めいただけないようである。

 こういう男性の思い込みを目の当たりにすると、思い出すのが、今はなき『奇跡の扉 TVのチカラ』(テレビ朝日系)である。この番組は、未解決事件を超能力で解決するという非科学的なスタンスをとっており、ゆえに視聴者から苦情が殺到したが、実際に事件を解決したこともあり、視聴率はそれなりに稼げていたようである。

 ある回では、群馬県で失踪した40代の主婦の事件を取り上げていた。主婦が家族と一緒にある神社に出かけるが、雨のために車内で待機していたところ、主婦は「やはり、お賽銭をあげてくる」と小銭を持ったまま、車を降りる。なぜか参拝道の反対に進む姿を娘が目撃しており、それを最後に忽然と姿を消してしまったのだ。神社には参拝客も多く、不審人物を見た人はいない。近辺の山を捜索したが、手掛かりになるようなものは見つからず、自発的に失踪する理由もない。

 この事件について、アメリカ人の超能力者は、「暴行目的」の犯行と霊視した。犯人は複数で、主婦に助けを求める形で近づき(なので、主婦は参拝道の反対に進んで行った)、その後拉致、暴行に至ったという。

男社会で生きてきた女なんだろうね

しぃちゃん

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