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真夏の最恐ラブホラー! 彼を誘って体験されてはいかがでしょう?

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Photo by Max Froumentin from Flickr

 ラブホテルの清掃員をしている大塚が体験した&同僚から聞いたコワーいラブホ怪談をご紹介します。

【第6話 隣の浮遊霊】

 読者の皆様は、「お気に入りのラブホ」っておありでしょうか? 当ホテルにも「常連さん」はいらっしゃいます。

 まあほとんどが、プロというかデリバリーヘルスにお勤めのデリ嬢さんなのですが、フロントの美魔女たちとは顔なじみで、私たち清掃スタッフともごあいさつする仲です。

 で、いろんなデリ嬢さんがおられる中、やはり霊感がお強いというか「視える人」はいらっしゃいます。先日のこと、そんな中のお1人、マナさん(仮名)が美魔女のタナカさんに話しかけてきました。

「ねえねえ、最近、2階で何かあった?」

 「いえ、何も?」と答えたものの、美魔女も「視える人」なので、ピンときたそうです。

「何かお気に障ることありました? もしや『新入りさん』ですかねえ?」

 「新入りの霊」ってことです。そんな表現もどうなんだかですが。

「そうかあ。じゃあ、誰かお客さんについてきちゃっただけかもね。すぐにいなくなるよ」

 幽霊さんもいろいろで、その場所に恨みや未練があって、ずっといるタイプ(地縛霊)と、いろいろなところにいて、話を聞いてくれそうな人や好みの人についてくるタイプ(浮遊霊)がいるそうですね。マナさんによると、2階に新しく浮遊霊さんらしき霊がいらっしゃったとのこと。

「4階にいるのは、地縛霊っぽいよねー。いつもいるし。2階のはお線香でも焚いてあげればいいんじゃないの?」
「ところで、なんでわかったんです?」

 マナさんによると、お部屋の階でエレベーターを降りたら、人の形をしたベージュ色の影っぽいのが廊下に見えたのだそうです。

「まあ、それは見なかったことにしてお部屋に入ったの。で、そのあと隣のお部屋の音がすごく激しくなったから、お客さんと『こっちも負けていられないねえ』って笑っちゃったんだけど、出る時に見たらリネン室だったわ」

 それを聞いた大塚たちは涙目であります。だって、リネン室なんかしょっちゅう1人で行くんですよ。

「えー! 1人で入るのはもうムリっす! だいたい『激しい』ってなんなんですかああ」
「まあフロントでお線香でも焚いとくね。すぐにいなくなると思うよ」

 美魔女は涼しい顔でしたが、私は「ベージュ色の人」にバッタリ遭いたくないので、しばらくは戦々恐々の日々になります。ちなみに以前も書かせていただきましたが、美魔女によると「白っぽい人たちは前からよく通ってる」そうです。両者の関係って、どうなるんですかね。

大塚(おおつか)
都内某所のラブホで働く現役清掃員。R-ZONEと月刊誌「週刊実話ザ・タブー」(日本ジャーナル出版)で清掃員の日常を連載中。

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