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茶の間には知られてはいけない、滝様の舞台姿

 今回ツッコませていただくのは、武井咲主演の『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)で久しぶりの民放連続ドラマに出演中の「タッキー&翼のタッキー」こと滝沢秀明。

 視聴率は初回の9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第2話は7.4%、第3話で6.7%と、右肩下がりの状況にあり、もはやタッキーの「エアギター」のみが見どころという声、さらにその「エアギター」すらも飽きられるのではないかという声が出ている。

 奇しくも、かつて『魔女の条件』(同、1999年)にてW主演で共演した松嶋菜々子も、今クールのドラマ『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)で3年ぶりの連ドラ主演中。しかも、視聴率は初回の10.2%から第2話で7.7%と下げており、『魔女の条件』の美しすぎるコンビの苦戦ぶりに寂しさを覚える視聴者もいるだろう。

 だが、視聴率はともかく、タッキーがこのドラマに挑戦した意義は少なからずあると思う。
それは、タッキーのコメディ俳優としての可能性が見えたことだ。

 正直、マンガ原作だけあって、現実にはありえないようなセリフがてんこもりだし、ベタでご都合主義な展開などもどうかと思う。だが、タッキーがそれらの言葉を口にし、演じてみせると、妙にしっくりくる。それは、タッキーに漂う「浮世離れ感」のなせる業ではないだろうか。

 整いすぎた顔も、背筋がまっすぐ伸びたキレイすぎる姿勢も、キレの良すぎる美しい仕草も、真剣すぎる表情も、なんだか過剰で、リアリティがない。だからこそ、武井とのラブシーンには驚くほどエロさがないのだが、その一方で、ちょこちょこトンチキさは伝わってくる。

 かつて『魔女の条件』『アンティーク~西洋骨董洋菓子店』(フジテレビ系、2001年)などで世間をあっと言わせた美少年は、02年に「タッキー&翼」として歌手デビューを果たした後、美しさと悲しさ・トンチキさの融合したNHK大河ドラマ『義経』で才能を開花させる。そして、翌年春からは新橋演舞場や帝国劇場で「和の舞台」の「殿」として活躍するようになる。

 だが、そうした「舞台」が中心となり、お茶の間での露出が減っていったこと、舞台を支えるメインの中高年女性ファンの熱狂や、バラエティ番組『ズバリ言うわよ!』(同、04~08年)で細木数子のお相手をするポジションであったことなどから、いつしか世間的には「中高年女性のアイドル」という認識になっていった気がする。そして、今、若い人たちの間ではタッキー人気がどれほどのものだったかは、あまり知られていない。

 だが近年は、テレビの世界からやや離れ、NHKやNHK BSのドラマに出る程度となっているタッキーの、『真夜中のパン屋さん』(BSプレミアム)などでは醸し出すことのなかった「美しおかしさ」が、少なくともこの『せいせいするほど~』にはある。

 そして、この「美しおかしさ」は、かつて民放ドラマで活躍していた美少年時代にはなかったものであり、舞台で磨いてきた技術・身のこなしの美しさや、豊富な経験から生まれるものであることは確かだろう。

 それならいっそ今作のような、笑って良いのかどうかわかりづらい微妙なラブストーリーよりも、もっとコテコテのコメディの方が魅力を引き出せるのではないだろうか。幸いジャニーズにはそうしたジャンルの俳優はまだいないのではないか……と思ったが、そういえばいた。

 『平成夫婦茶碗~ドケチの花道~』(日本テレビ系、00年)『喰いタン』(同、06年)『〇〇妻』(同、15年)などで大いに笑わせてくれた少年隊・東山紀之先輩だ。そして、奇しくも東山も今クール『刑事7人 (第2シリーズ)』(テレビ朝日系)主演中。しかも、視聴率も初回から10.8%、第2話で9.8%、11.8%と『せいせいするほど~』を上回っているのだった……。
(田幸和歌子)

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