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(C)2016「花芯」製作委員会

 映画『花芯』は、瀬戸内寂聴氏の同名小説(講談社文庫)を映像化した作品。寂聴氏が瀬戸内晴美時代に発表した小説で、文中に「子宮」という言葉が多く出てくるため、批評家から「子宮作家」「エロ作家」と呼ばれ、しばらく文芸雑誌から干されるきっかけとなった小説です。

 昭和20年代、親が決めた許婚・雨宮と結ばれつつ、その上司の男・越智に心を奪われ、言い寄る男を受け入れて……と、結婚という制度を受容しながらも“心は自由”とばかりに心と体を開いていくヒロイン・園子。この物語を映画化したのが安藤尋監督。リスキーで深い情念に左右される恋愛をこれまでも描いてきた安藤監督に、男と女の恋愛観の違い、ヒロインの園子の生き方についてなど、語っていただきました。

――安藤監督は、『blue』(2003)で女子高生の同性愛、嵐の松本潤主演作『僕は妹に恋をする』(07)で兄と妹の恋など、比較的マイノリティたちのリスキーな恋愛を描いてきたイメージがあります。今作の映画化は、どのように向かいましたか?

安藤尋氏(以下、安藤) この映画は「瀬戸内寂聴さんの原作で映画を作りませんか?」と依頼をいただいたことがきっかけです。原作の『花芯』を読んだところ、難しいとは思いましたが「これは自分にとって勝負できる映画になりそうだ」と思い、監督することに決めました。決め手というか、僕にとって映画化のキーとなったのは、愛と恋との違いですね。

――監督が、理解されづらい恋愛観を持ったヒロインの映画を手掛けることが多いのはなぜでしょう?

安藤 僕が監督した映画のうち、自分が望んで映画化した企画は『blue』で、ほかは依頼を受けての仕事なんですよ。ただ、僕は原作を一筋縄ではいかない、リスクを背負った恋愛に引っ張っていく傾向があるようで、だからそうした作品の依頼が多いのかもしれません。ホラー映画で大ヒット作を出したら、次々とホラーの映画の依頼ばかり来るのと同じことです(笑)。

――監督がおっしゃった、「愛と恋との違い」というのは、園子と彼女をとりまく男性との関係ですね。どういう違いがあるのだと思いますか?

安藤 愛していくことは、自分のかわいい犬を永遠に愛し続けるのと一緒で、「家族愛」など大きな意味での愛です。でも恋というのは何度もできない。その相手には一度きりの恋だし、とても衝動的な感情です。園子は恋に生きる女というか、愛を拒否していく女で、恋を1つの価値として生きる女――そう思ったら、自分なりに映画が見えてきたんです。その考えを映し出していったら、1つのテーマになるであろうと。夫の上司・越智との恋愛の行方も、クライマックスにつながるエピソードとして使えると思いました。

『花芯 (講談社文庫)』 女を「怖い」という男には用はなくってよ amazon_associate_logo.jpg
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